一年ぶりの献血
2年ほど前に骨髄バンクにドナー登録したところ、8月半ばに、HLA型が一致する患者さんが見つかり、ドナー候補者になったとの連絡が来ました。しばらくして、コーディネーターの方から連絡があり、提供の意思を確認され、さらに検査を受けるために、博多区大博町の原三信病院へ。ここで血液検査を受けることになったのですが、最初に血圧を測ったところ、まさかの基準値オーバー。世間一般で言うところの高血圧の数値が出てしまいました。それまで、献血でも健康診断でも常に下が80以上、上が130以下の数値に収まっていたので、高い数値が出たときはまさに我が目を疑う状態でした。しかし、数回計り直してもやはり同じ数値。酒もたばこも飲まないし、特に肉食が多かったり濃い味が好きなわけでもないので、自分でも信じられない思いでした。それよりなにより、検査に付き添ってくれたコーディネーターの方や、そのための準備をしてくれていた病院、なにより患者さんに対して申し訳ない思いで一杯になりました。それにしても、高血圧になる原因が自分ではまったく分からなかったので、その後も普通の食生活を送っていたのですが、一昨日、実に1年ぶりに献血に行ったところ、事前の検査をあっさりクリア。血圧の数値を聞いても、まったく以前と同じ数値で、問題なく献血ができました。あの検査の時の高い数値はなんだったんだろう?と不思議な思いです。もっとも、あの時たまたまだったとしても、やはり患者さんや関係者の方に申し訳ないことには変わりはありませんが。やはり健康であることも社会貢献の一種ですね。