平成22年1月3日、朝5時8分に母が亡くなった。 1月3日は私の祖母の命日であり、私が小学校の時、親戚一同が祖母の見舞いを兼ねて何年振りに集まったお正月だ。私の母は祖母のオシメを荒れた手で正月も関係なく冬の真水で洗いひび割れだらけになっていました。そんな苦労も知らず、親戚が集まり沢山のお年玉が貰えた喜びだけが当時の私でした。父と親戚一同は同じ町内の親戚の家に行き酒席で賑わい宴もたけなわの時に、母がお祖母さんが死んだと駆け付けて来た。それから後の事は記憶に無くつい最近まで忘れていました。昨年末、母が転院して、叔母が二日後に亡くなり久しぶりに親戚が集まった席で祖母の亡くなった正月の話題が出た時に、次は母の番かも知れない。正月は気をつけないと感じた。年末に母を見舞った時は認知症がひどく会話にならなかったけど、両手を縛られて激しく抵抗する姿を見てまだ、元気だなと安心していた。年が明け家族に3日は祖母の命日だから、嫌な気がするから、前日に見舞いに行きたいから、朝からお酒は飲まないでと何気に頼
んだ。家族3人で見舞いに行くと何も語らず機嫌が悪そうな感じだった。いつもならば、良く喋る母が無言。看護師に聞くと異常は無いとの事。生あくびをしたから眠いのかなと話しかけ4日に来ると 告げ病院を後にしました。そして今朝、病院からの母の亡くなった知らせです。一瞬、祖母の遺影を見ました。深夜、看護師さんが巡回した時は意識や呼吸もしっかりしてたようです。何事も異常がなかったので、朝の巡回で息をしてない事に慌てた看護師が院長を呼ぶと苦しまず静かに眠りについたと言う感じだったようです。臨終には間に合わなかったけど、何故か嫌な予感がして2日に見舞った事がせめても救われます。しかし身内の命日に身内が亡くなる事ってあるんですね。
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Last updated
January 4, 2010 09:14:39 AM