ぶろぐ。

だいぶ前の記事ですが、新聞の投稿で良いお話だなと思って、切り抜いていた記事を紹介します。


投稿された方は、７０歳の方です。


ご本人も、お父様も、優しい方なのだろうな。って思いました。




【以下、転載】


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前略タヌキさま




今年の山の紅葉は少し遅いようですが、お元気ですか。


空き家になっている古里の家をいつも守ってくださってありがとうございます。


庭先の柿の実が落ちてベタベタして困る時期ですが、きれいに食べてくださり助かっています。


父が元気だったころには柿の木の下で、天ぷらやちくわなどを一緒に食べて、独り暮らしの寂しさを癒して


くださったと、父から聞いた事があります。


朝夕寒くなってきましたが、物置の角の穴は今年も開いたままですので、遠慮なく中をお使いください。


物置の屋根に上がれば冬柿がまだ残っています。


作れなくなった田んぼは草木が覆い、あなたたちの格好のすみかになっていることと思います。


田んぼを荒らしてしまったことには心が痛みますが、どうすることもできません。


最後に一つお願いです。


友達のイノシシさんに、実った稲穂を食べたり、サツマイモを掘ったりと、山の畑をあまり荒らさないように


と、伝言をしてくださいませんか。


近隣の方がとても困っておられますので、どうぞよろしくお願いします。


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