ぶろぐ。

今回も少し前の記事の転載です。


ひどい環境で、辛い思いをしてきた、チャコちゃん・・・。


毛玉で覆われて、何も見る事ができなかったかもしれませんが、散髪して可愛いお目目が見えるようになりました。


今まで見る事ができなかった色々な物を、これからはたくさん見てほしいですね☆



ガンマンの家さんからの転載

http://ameblo.jp/wanwan2011/entry-11262022177.html#main



【以下、転載】


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あの空が見えたとき






チャコを見て　泣いた人がいた


　その姿も泣けたのだろう


　なによりも今までの環境を聞いて泣けたのだろう


　




　『この子は５年間　子供を産むためだけに生かされていた


　繁殖犬なんです


　空を見たこともなければ


　散歩もしたことがない


　毛を切るどころか　くしを通したこともありません


　よろしくお願いします』


　４０年トリマーをやっているというトリーミングの女主人が


　こう話しているうちに　泣き崩れていた・・・


　




　なんとか笑ってくれるようになったが


　５年間無処理のその体と顔はちじれた毛で覆われ


　倍以上に膨れ上がった状態のちゃこ・・


　自由な空がなかっただけではない


　目の周りは毛玉で覆われ　その空があったとしても


　ハッキリこれでは見ることが出来ないような状態だ・・









こんなぼろぼろな姿で


　牙は削られ


　耳はダニで真っ黒


　足元は毛玉で３倍に膨れ上がっていたちゃこ・・







　２ヶ月が過ぎて　なんとか人間を少しだけ許してくれたように


　なってきた　今


　もしかしたら　トリマーさんに身を委ねてくれるのかと


　祈るような思いで　トリーミングに行った


　（暴れてこんな苦労をしたことはない）と


　言わせしめるほど苦労をかけたようだが


　ちゃこは生まれて初めて　全身を刈ってもらった


　彼女の過去に背負った重く汚れた毛という毛を


　涙ぐみながらトリーマーさんは刈ってくれた








　

　見違えるという言葉では足らないほどに


　キレイになったちゃこ


　彼女が身も心もキレイになり（普通の犬）になる日は近い


　ずっと一緒にいたマルチーズが違う犬だと勘違いして


　家に帰ってずっと追っかけていたのが印象的だ


　




犬ほど　人の思いの変化であるいは環境で


変わる動物はいないのではないだろうか


犬ほど　愛を受けるか受けないかで


変わる動物はいないのではないだろうか






２ヶ月前嵐の中で　人を噛みまくり


体を震わせていた犬はもういない


ちゃこの空は今　ハッキリ見えた


そんな感動を　この姿とトリマーさんの涙が私に教えてくれた




ちゃこが私にそっと　呟いた


　　『ありがとう　おじさん・・』　と・・



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１２　５　２７


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ganman