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テーマ:合気道。(539)
カテゴリ:柔拳
相手にギュッと掴まれた時。
こっちも、グッと力がはいる。 これ普通。 そんなときは、まず力を抜く。 そして、身体に気を通す。 具体的には、指を開くとかね。 で次に、技をかけていくわけですが。 ついつい、相手の力に逆らいがち。 抵抗のある方、ある方に押して行ってしまう。 これも普通。 日常生活でもやりがちのこと。 周囲を見渡すと、けっこうあるよね。 何かをコントロールしようとして上手く行かないと、さらに力を加えて同じやり方をする。 で、抵抗が強くなると、さらにさらに力を加えていく。 で、結局結果もうまく出ず。 疲れだけは間違いなく残る。 なんて感じで。 で、柔の話に戻ります。 相手の強い力って、自分に対する脅威のように思えるけど、実は全然違うんだ。 相手の攻撃は、本当は自分の動く確かな方向を指し示す道標なんだ。 この力があるからこそ「相手に対してどう動くと最も効果的なのか?」がわかる。 フニャフニャ力のはいってない攻撃だと却って難しい。 選択肢が増えすぎちゃうんだよね。 だから、グイッなんて掴まれたら、ホント、ラッキー!! 「こうして欲しい!!」って相手が、おッきな声で言ってくれてるようなもんだからね。 こんな時にすることは…、 力のすぐ外側に沿って動く ただこれだけ。 と、なぜか相手は転がったり、関節が決まっちゃったりするんだよね。 変なの、って言うか面白い。 柔って、人間関係と全く同じ。 どちらも、力の、つまり抵抗のほんのちょっと外側に道がある、のだ。 たまには、ほんのちょっと内側にあることもあるけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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