夢をかなえる【天才ボディ】の作り方

ひと真似って…、すごく大事、だと思う。

練習をを見てると、それは痛いほどわかる。
型の上手い人は、まねをするのも上手い。

考えてみれば、それは当たり前のこと。
習うってことの第一歩は、マネからはじまる。
教える側のやってることを、とりあえず真似てもらえないと、次のステップには進めない。

太極拳などのように動きが複雑なものを学ぶ時は、第一歩のマネの状態が、さらに複雑になってくる。

まずは、動きの大雑把な順番をマネする。
次に一つ一つの形をマネする。
動きのペースをマネする。
ここのバランスや、重心移動をマネする。
各技のあらわしている意味をマネする。
…
…
…
と、アララ第一歩だけで、一生かかっちゃうほどまねするステップは多い、のだ。

大抵の場合、このステップのどこかで真似することをやめてしまう。
すると、進歩はそこまで。
あとは、自己流を押しすすめるめるしかない。
それも進歩なのかもしれないけど、少なくとも、師のレベルに近づくのは無理になっちゃう。

何かを学ぼうと思ったら、そしてそれを体現してるモデル(いい先生ってことね)がそこにいるのなら。
マネをするほど確かな上達法は、多分ない、はず。

「それじゃぁ、ひと真似で終わっちゃうんじゃない？｣って？

いえいえ、どんなに真似をしてるつもりでも、人は自分以外にはなれない。
むしろマネをすればするほど、自分自身の中にあるものに気づくはず。
そして、そこに共通する本質が見えてくる。

「究極の自己流」って、多分「究極の人まね」なんだと思うな。
自己主張はいつでも出来る。

ちょっとだけガマンして、マネに徹してみる、と。
新たな発見があるよ、きっと。