ある方からロックジョウを発症しているオカメちゃんについて
メールをいただきました。
実は少し前にひよりと似たお顔のオカメちゃんに
病院で会ったという話を友人から聞いてたところだったの。
やっぱりロックジョウを発症する子、いるのね。
ロックジョウは初期に「抗生剤」投薬で進行を止めることができると言われています。
ひよりのときには私が通う病院では全く知られていなかったのが現状でした。
たまたま桿菌のために投薬していた「抗生剤」が
ひよりの進行を止めたんであろうと、
あとから主治医とお話したくらい、こちらでは遅れていたのです。。。
発症時期も2~4週のオカメに雛にのみと言われていますが
例外もあるようですね・・・
でも・・・きっと・・・
自分のうちのオカメちゃんの嘴が開かなる・・・
それってどんなに不安で恐ろしいことでしょう。
嘴が開かなければ食べることができないのですから。
そうなると食べさせてあげなければ生きてはいけないのです。
毎日「強制給餌」をしないといけなくなります。
そのうに直接フォーミュラーを入れることです。
その場合、ゾンデやチューブを使って行います。
最初は1日3回。
大人になってからは1日1回。
体重維持のために10gは必要です。
ひよりの場合2,3mm開く嘴の中に細いチューブを入れて行いました。
普段強制給餌のときはゾンデを使うのですが、
ゾンデの先さえ入らない状態でしたから。
やっと目が開いてきた頃のひよりです。
カチカチに固まっていた足も動くようになりました^^
手の中にすっぽり入るくらいの55g前後しかなかった頃です。
涙やよだれにためにばい菌が繁殖しては困るので
点鼻し、イソジンで綿棒を使って嘴の中を拭いていました^^
でも、すごく硬かったのを覚えています。。。
筋肉をほぐす気持ちでゆっくり、でもしっかり^^
私は一生ひよりに「強制給餌」をするつもりでいました。
生きてさえくれるなら、そんなこと苦にもならないとずっとそう思っていたのです。
そのひよりが5mmほど嘴が開くようになったとき
自分から「じょ~じょ~」とねだるようになったのです。
もし、自分から食べようとしなければ、
チューブを入れ続けていたと思います。
それでも、消化さえしていればなんの問題はない!そう思っていましたし^^
ガッチリと開かなくなってしまったら
嘴にチューブの入る穴を開けてもらってでも
「死なせはしない」そう決めていました。
生後1年半。
試行錯誤しながらたどり着いた「1人餌」への道。。。
ペレットの粉にお水をつけながら自分でしっかり食べています。
体重は77g。
体温調節がうまくないので32℃のケージ内の温度ですが
他の子ともほとんど変わりなくすごせています^^
ひよりの生命力は素晴らしいです^^
きっときっと入院中のその子もがんばって生きてくれると祈っています。
あきらめないでね!
嘴はちいさく、カットも必要なひより。
足は細くて弱く、内側に曲がっています。
毛づくろいもうまくできません。
でもまったく苦になんかしてないんですよ^^
障害があっても自分で工夫できるとても賢い子たちです。
「かわいそう」なんて人間の勝手なおごりだと
ひよりを見てたらよくわかります。
すべてひよりの「個性」だから^^
「待てば海路のひよりあり」
ほんとにひよりに出逢えたことで私は
素晴らしいものをいっぱいもらった気がしています。
ひよりのこの姿がロックジョウでがんばってる方々の
勇気と力になればいいなと願っています。