今日は、モーレツおばぁさんのお話をします。
2月に実家に帰省した帰り、地下鉄に乗りました。
長旅で疲れていたことと、大きな荷物を持っていたことで、なんとしても座席に座りたい! と意気込んで乗車したのですが、チっ! タッチの差で、どこかの若い夫婦に席を取られてしまいました
しかたなく、空いていたシルバーシートへ。
普段なら座らないんですけどね、なにせ、疲れていたものだから・・・
4つあるシルバーシートはいつの間にか若者に占領され (ワタシも含む)、空席はなくなりました。
しばらくして、二人のおばあさんたち (・・・といっても、一人はやたら元気そう) が乗ってきて、シルバーシートの前に立ちました。
私は席を譲ってあげようかな~と思ったのですが、疲れていたので、少し様子をうかがっていました。
すると、元気な方のおばぁさんが、
「ちょっと!姉さん! ちょっと! そこのマンガ読んでる姉さん! そう!アンタよ!」
と、私の対面でマンガを読んでいた若いお姉ちゃんに大声で呼びかけました。
「年寄りが乗ってきたんだ! 席譲ってあげな!」
驚いた若いお姉ちゃん、そそくさとマンガ本を片付け、元気じゃない方のおばぁさんに席を譲りました。
しかーーーーし! その隣に座っている若い兄ちゃんは、そんな光景を見ても知らん顔!!
ピクリとも反応しません。
ロウ人形か! こいつは!
私の隣に座ってる男性も、寝たふりをしています。
私は、しかたなく、元気な方のお婆さんに目配せをして、席を譲りました。
ぢぐじょー、あの若者4人の中じゃ、私が一番年寄りだったのにぃ
でもま、しかたありません。
すぐに席を譲らなかったことに関しては、他の3人と同じなのですから。
でも、その直後、私の席に座ったおばぁさんがダメだししたのです。
「ホラ! 最近の若者は言わなきゃどかないんだよ! はっきり言わないといつまでも座ってやがるんだ!」
うううっ。。。
このおばぁさんがちょっと小憎らしくなりましたが、私はまったく同じ言葉を、ロウ人形になっている若い兄ちゃんに言ってやりたかったです。
「おめーだー! おめーがドケよ!」
って (笑)
このおばぁさんも、なぜお兄ちゃんでなく、お姉ちゃんをどかしたのだろうか?
やはり、歯向かってこられたら勝てないと思ったのだろうか・・・?
口では絶対勝てそうだったけど。
最後に、おばぁさんたち、
「姉さんたち、ありがとね! さぁ、ここ座っとくれ!」
と大きな声で言って電車を降りて行きました。
マンガ本のお姉ちゃんと私は、恥ずかしくて意地でも座れませんでした