またまた着物の話で恐縮です
昨日、着付け教室の先輩と、市内で開かれたチャリティ・リサイクル着物市に行って来ました。
市内の非営利団体(ボランティア団体)が、環境保全、ゴミの減量化、地域社会への貢献を目的に古布を回収し、フリーマーケットなどで得た収益を第三世界(パキスタンなど)の学校運営費として寄付しているのです。
着物市には、この団体のほか、着物のリサイクルを商売としている営利団体も参加していました。
団地の集会所でやるこじんまりとした着物市なので、私は知らなかったのですが、着付け教室の方が去年、ここで素敵な着物と帯を超安値で購入されていたので、今年は是非行こうと思っていたのです。
開始時間前に会場に着いたら、そこには熱心な信者 ならぬ 熱心な着物ファンの方が既に数名。
開場後、どこから見ていったらよいかよくわからなかったので、とりあえず、目に付いたものから手当たり次第に物色を始めました(笑)
まずは、いくつかのケースに入れられた中古の帯。
その中で、最初に目に飛び込んできたのがこれです。
実際はもう少し暗めの色かな。更紗柄の名古屋帯です。
生地は正絹でもポリでもなく、綿かも・・・と会場のお店番の方に言われました。ちょっと芯が硬目でしたが、柄と可愛い値段♪ が気に入ったので、とりあえず確保しました。
次は、本日の目玉です!
紅型染の名古屋帯。正絹です。
ずっと欲しかったんだけど、紅型は安くても3万円以上してしまうので、買えずにいました。
まさか、ここで出会えるとはね~。喜っ喜っ!
見る限り、使用感はあれど、それほど傷んだり汚れたりしている風もない。
お値段、いくらだと思います?
なんと、1500円
もう、すかさず確保しましたよ。
この日の収獲品の中で最安値です♪
でもね、この帯、カゴに入れてお店の人に取り置きしておいてもらってたの。そして、会場を一周してから戻ってみたら、カゴからこの帯だけ消えていたんですよ!
超焦ってお店の人に言ったら、今さっき持ってった人がいるから探してくると言って、探して取り返してきてくれました。よかったー
見つかったからよかったけど、他人のカゴの中からこっそり抜き取るなんて、確信犯もいいとこですよね。 メガネのおばさんでしたが、まったく小ずるいというか、なんというか、そこまでして欲しいのかという感じです。
怖い怖い。
そして、もひとつ、単えの紬の名古屋帯、松葉仕立て。
実際の色はもう少しエンジっぽいです。
ほぼ新品で、こちらはリサイクルショップが出展しているものだったので、上の2点に比べるとややお値段がいきました。
これは地味系の着物に合わせようと思います。
あーーー、ここまでで、わずか20分の闘い(爆)
でも、本来の目的は、帯じゃなくて、春に着れる薄い色の袷の着物だったのよ~。 初心に帰らなくては!
あれこれ物色しましたが、いいな~と思うとやっぱり1万円以上しちゃいます。
昨日は、1万円以内、できれば5千円以内で着物をゲットしようと心に決めてきたので(笑)、そういう着物を求めてしばし浮遊しました。
で、お店の人や、知らないおばさまたちと、あーでもない、こーでもないと言いながら、7~8着脱いだり着たりして、最終的に次の紬に決めました。
生成りの紬です。
うまく映っていませんが、赤(エンジ)の線が入っています。
八掛けがちょっと若向けだけど、若くなったつもりで着ます(苦笑)
何紬かは不明ですが、身丈も身幅も裄もピッタリで、仕付けつきの未使用品でした。
ただ、後のお尻から下の部分に、経年によるシミ(カビ?)がいくつか
まぁ、地色が生成りなので、それほど目立ちませんが。
普段着として着倒すことにします(笑)
一緒に行った先輩方は、ワンランク上の買い物をしていらっしゃいました。
一人の方は、モスグリーンの作家物の江戸小紋(角通し)、ほとんど未使用のものを値切りに値切って5万8千円を3万8千円に
あれはお買い得でしたね~。すばらしい。
諭吉さんが二人しかお財布にいなかった私には、目の毒でしたが、目の保養になりました(爆)
さて、この日の総額は、しめて1万3200円です。
高いとみるか、安いとみるか・・・