今日は御柱祭のブログを書こうと思ったのですが、まずはその前に、昨日、諏訪大社下社(しもしゃ)の建て御柱(たておんばしら)で、柱から落下してお亡くなりになった氏子(うじこ)の方々のご冥福をお祈りしたいと思います。
お二人は私の実家と同じ岡谷地区の方々ということで、非常に悲しく思います。たとえ命をはって臨んだお祭とはいえ、残されたご家族や、共に祭を支えてこられた皆さんのお気持ちを考えるといたたまれません。
今後は同じ悲しみが繰り返されないことをお祈りするばかりです。
さて、私たちが帰省していたGW中は、ちょうど諏訪大社上社(かみしゃ)の里曳き(さとびき)と建て御柱(山から曳いてきた柱を社の4隅に立てる行事)が行われていました。
諏訪大社には、上社(本宮と前宮)、下社(春宮と秋宮)の4つの社があります。
御柱とは、それぞれの社の四方を囲むように、4本ずつ計16本の御神木を立てるお祭です。
それぞれの柱には、本宮一、本宮ニ、・・・、前宮一、前宮ニ、・・・、春宮一、春宮ニ、・・・、秋宮一、秋宮ニ、・・・というように名前が付いていて、本宮一の柱と春宮一の柱が最も太く大きな柱になります。
それぞれの柱は、諏訪郡内の地区ごとに割り当てられます。
どの地区がどの柱を受け持つかは、下社(春宮と秋宮)の場合は規定により決まり、上社(本宮と前宮)の場合はくじ引きにより決まります。
そのため、上社を受け持つ地区では、最も細い前宮四のくじを引くことが最も不名誉とされるらしく、このくじを引いた人は、一週間石を投げつけられ、あげくに自殺した人もいるとかいないとか・・・
本当かどうかは知りませんが、それだけ諏訪の人々は御柱に掛けているということですね。
私の両親は双方とも松本出身なので、あまり御柱には熱心ではありません(苦笑)。
でも、岡谷出身の私は、やはり御柱祭の木遣り(きやり)やラッパ演奏を聞くと、血が騒ぎます!
しびれますぅ 木遣りのこの美声
春宮一の木遣りと山出しの動画
次に生まれてくるときはラッパ隊に入りたい~っ
ラッパ隊の演奏
今回は見れなかったけど、春宮一の木落としの模様です
春宮一の木落とし
この動画で、柱の左側、一人だけ綱の手前に立って手をあげている角刈りの男性がいますが、この人、私の小学校・中学のときの同級生。 通称「けんさ」です。
彼は前回の御柱で、柱の先端に乗る「花乗り」を勤め、無事に最後まで落ちずに乗り続けることができ、ヒーローとなりました。ぷぷ。
その後、何かと御柱の特集番組でインタビューされていて、有名人になってしまったようです。昔は「ごたっこぞう」(いたずらっこ)だったのに!
今年も春宮一の柱は、花乗りが最後まで乗り続けられたようですね!
良かった、良かった!
御柱 ハイライト動画集
御柱祭総集編(伐採から最後までトータルに知りたい方はこちらへ^^)
下社 春宮三 木落とし (有名な木落とし坂での木落としです)
上社 本宮一 木落とし
上社 本宮ニ 川越し (川越しは上社の御柱のみ行われます)
上社 本宮四 里曳き
上社 本宮一 建て御柱
この後、諏訪地方では、今年一年、引き続き小さな神社ごとの御柱祭が行われる予定です。
御柱祭一色の諏訪地方でした