朝から 強い風と 粉雪の舞う 寒い１日 でした。
正式名は｢冠｣ちゃん。
愛称＝かんかんちゃん
本日、朝６時１０分。
｢腎不全｣の為、旅立ちました。
平成８年６月２０日生まれ。
難産で逆子でしたが、私が直接取り上げた子です。
生後３ヶ月で、一人暮らしの初老のおばあちゃんへ里子に出しました。
しかし
１年後の８月２４日。
その、おばあちゃんは嘔吐物が器官に詰まり…
死後、３日目に発見され結局１年後に｢冠｣は帰ってきました。
それは、おばあちゃんが神戸へ引っ越す１週間前の事でした。
既にニャンコと二人暮らしをする為に｢家｣を買われていたのです。
「冠」
と言う名前も中国の歴史書から執られた名前だと、
奉書紙に達筆な毛質の書体で紹介されていました。
食事は、全て手作り。
だから｢刺身｣は一切・食べません。
焼き魚が大好きで
火を通した物だけを食べ、溺愛されて育った可愛い子。
性格も優しく、素直で、眼がクリクリとした可愛い子。
亡くなった母親に一番似ている男の子でした。
ケンカもせず
その性格が災いして他の子の食事を押しのけてまでは
絶対に食べない子でした。
木曜日。普通でした。
金曜日。少し元気が無いかな？くらい。
土曜日。横になる様子がおかしいので病院へ連れて行きました。
診断は｢慢性腎不全｣。
もう末期でした…。
ゆめ先生は明るく接してくれましたが、
私自身は、察するものが有りました。
日曜日。
昼までは、こたつの隅でジッとしてましたが、
夕方からは、薄目を開けた状態から視野反応が落ち、
明らかな意識の混濁がみえました。
点滴してるのに、お昼からはトイレにも立てません。
夜になり、｢覚悟｣を決めました。
茶の間に布団を敷いて、エアコンの暖房を入れ、
かんかんちゃんを毛布で包み、相方と挟んで川の字で布団を敷きました。
二人でづっと、撫で続けました。
おとうちゃん・おかあちゃんに、負担を掛けないように
今まで我慢してたんだね…。
今夜は、うんと甘えて、独占だよ…。
深夜１時半頃、強い発作が有りましたが何とか持ち直し
｢かんかん・かんかん｣と言う呼びかけに、かすかに、
前足の指で反応してくれました。
明け方
微弱な、しゃっくりに似た反応を繰り返す中
瞳孔が開き、
相方に頬を撫でてもらいながら、静かに旅立って逝きました。
お昼１２時過ぎ…。
火葬と葬儀を済ませて、白い骨になった
我が子を連れ帰って来ました。
今夜も、寒く無いように抱っこして寝ます。
自分自身が、この日を忘れない為に
「きょうのうち」に
この日記を残しました。
