オードリー・ヘップバーン 「緑の館」
キャスト オードリー・ヘップバーン
アンソニー・パーキンス
監督 メル・フェラー
脚本 ドロシィー・キングストレー
1958年度作品
上映時間 106分
評価★★★
エイブル(アンソニー・パーキンス)は革命運動で父を殺され
南米のジャングルに逃込み 部族の襲撃にあい
処刑を覚悟するが 酋長ルニ(早川雪舟)は処刑中止と引き換えに
伝説の魔女ディデの娘の殺害を言い渡します
命令を聞き入れたエイブルは熱帯林の奥深く 毒蛇にかまれ
意識を失うが リマ(オードリー・ヘップバーン)とヌフロ(リー・Jコップ)
に命を救われます
リーマの美しさに魅せられた エイブルはリーマと夢のような
日々を過ごします
ルニが殺せと命じた魔女の娘とはリーマのことなのか?
原作はウイリアム・ヘンリー・ハドスンの同名小説
監督は当時オードリーの夫君だった メル・フェラーです
メルは当時 スクリーンの妖精といわれていた オードリーを
映画の中で妖精として描こうとしているのですが
映画に温かみが 感じられないんですねえ
こう 冷たく突き放されているような感覚です
やはり この映画は興行的には成功しませんでした
共演のアンソニー・パーキンスは 長身で細身 オードリーの
相手役には申し分ありませんでした
ヒッチコックの「サイコ」のエキセントリックな
演技が有名ですが イングリッド・バーグマンと共演した
「さよならをもう一度」の年上の女性を慕う 青年役が私は好きです
酋長ルニをハリウッドの伝説のスター 早川雪舟が演じています
オードリー・ヘップバーンとアンソニー・パーキンスが 熱望して
実現したのだとか 早川雪舟は「ティファニーで朝食を」でも
オードリーの住むアパートの住人 日本人 ユニヨシ役を演じていました
オードリーの映画の作品としての評価は 低いものですが
森の妖精 オードリーの魅力 美しさは堪能できますよ