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カテゴリ:Jリーグ
ザスパ草津社長兼GMの大西忠生氏が29日、肺がんのため、横浜市内の病院で逝去された。
63歳だった。 02年に現在の運営クラブの前身、草津温泉スポーツクラブのGMに就任。 ザスパ草津設立と共にクラブをJ2に昇格させるため尽力され、 その結果ザスパはJリーグ史上最短の僅か3年でJ2に昇格、 待望のJクラブが遂に群馬に誕生した。 03年には肺がんと宣告され余命幾許もない事を知りながらもあえて入院治療を拒否し、 クラブの為に尽力された大西氏。 03年末の天皇杯でJ1横浜Mを退場者を出しながらも延長Vゴールで破り、 選手達と抱き合って歓喜していた大西氏の満面の笑みはとても印象的だった。 J昇格初年度の昨年には連敗続きのチーム事情に加え不祥事が発覚し、 正に身を削ってチーム建て直しに全力を尽くされた同氏。 おかげで一時はチーム消滅という最悪の事態さえも噂されたチームは見事再建され、 今年は新戦力の力も借りてやっとJ2で戦える集団にまで成長した。 そんな最中、まだまだ難題はあるもののやっと軌道に乗り始めたクラブのJ1昇格を見届ける事なく逝ってしまわれた大西氏。 命を削ってまでザスパを守ってくれた大西氏の意思に報いる為にも、 ザスパは絶対にJ1昇格、常勝軍団になっていかなければならない。 アウェーで負け続ける今の状態など決して許されないのである。 Jでもかなり大きな影響力を持っていた大西氏がいなくなった途端、 一気にクラブが崩れ去ってしまう様な事など万が一にも絶対にあってはならない。 その為にはとにかく勝ち続けて結果を出していかなければならないのである。 気の抜けたプレーなど言語道断である。 病の為に声が出なくなってしまっても何とか力を振り絞って発した大西氏の魂の叫びは選手達にも届いているはずである。 クラブの為に御尽力くださったザスパ草津社長兼GM大西忠生氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.30 02:51:24
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