気ままに趣味生活

J2ザスパ草津VSJ1アルビレックス新潟のプレシーズンマッチが18日、
ザスパのホーム前橋敷島で行われ、
J1でも熱狂的なサポでお馴染み、圧倒的な数の新潟サポによる敷島ホームジャックの中、
試合は惜しくも1-1の引き分けに終わり、
ザスパの金星はならなかった。

J2ダントツの（!?）イケメン2トップ、
王子ヤスこと高田保則と、
元名古屋のヴァスティッチ似（?）、今季東京Vから新加入のFW松浦宏治を中心に、
ザスパは前半から積極的にプレスを仕掛ける。
しかし一瞬の隙を突かれて新潟MF松下に決められ、新潟に先制を許す。
が、前半終了間際、左サイドに上がったチカがゴール前へクロス、
これが流れてゴール前にいたFW松浦に渡り、松浦が落ち着いて右足で叩き込み、
前半でザスパが同点に追いつく。
後半に入り、ザスパは交代枠をほぼ全て使い切るなど、
シーズンへ向けて積極的な選手起用が目立った。
また、新潟も前橋育英出身MF田中亜土夢を投入、
観客席を大いに沸かせた。
全体的にラインを高くして超攻撃的布陣で攻め込む新潟に対し、
カウンターで追加点を狙うザスパの一進一退の白熱した攻防。
前半から何度も繰り返された新潟FW深井、エジミウソンのスピード抜群の突破も、
ザスパDFチカ、田中が数的優位を作り、時には激しいタックルで落ち着いて止める。
同様に高田を中心にスピードを生かして新潟陣内に攻め入るザスパFW陣と、
元日本代表DF永田を中心とした新潟Df陣との戦いや、
ザスパ右SB佐田と、新潟左SBで今季千葉から新加入の坂本のマッチアップも迫力満点だった。

後半終了間際、カウンターからザスパが最大のチャンスを作る。
ゴール前で跳ね返った新潟のシュートがザスパ新加入MF桑原に渡る。
桑原が前線にいたMF後藤にパス、
後藤は上手くDFと身体を入れ替えつつ交わし、
新潟ゴール前までドリブル突破。
GKと1対1になり、グラウンダーのシュートを放つ後藤！
逆転勝ち越し弾！かと思われたが、ボールは惜しくもゴール僅か左へ逸れる・・・。
結局試合はこのまま終了。
J1新潟相手に惜しくも金星を逃したザスパだったが、
予想以上の仕上がりぶりを見せ、今シーズンに大きな期待を持たせる試合内容だった。
今季新加入のGK本田は、昨シーズンチームを救ったGK高木に負けず劣らずのパフォーマンスを見せ、
同じく途中交代のGK常澤も後半、素晴らしいセービングを見せた。
また同様に新加入のMF桑原、山本、得点を決めたFW松浦らも期待に違わぬ活躍、
チームにフィットすれば更に期待も高まる。
そして何よりこの日一番よかったのはボランチの櫻田。
確実な守備と正確なパスで好機を何度も演出した。
DFチカ、田中、MF中井、鳥居塚、FW高田ら従来からの選手も安定したパフォーマンスを発揮し、
チームの完成度が予想以上に高くなっている事を示した。
ここに新加入のMF松下、DF藤井らも加わって競争は激化、
それに伴い、チーム力も更に高まっていく事が予想される。
まずは国立競技場での開幕戦、
元日本代表の名波、服部ら大型補強で注目される東京V戦での戦いぶりが注目される。