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カテゴリ:Jリーグ
0-5
予想を遥かに上回る圧倒的戦力差。 静岡の高校サッカーが強かった時代の象徴的存在、 ジュビロ黄金時代の中心選手であった名波、服部が、 Jレベルを超越するブラジル人選手、 ディエゴ、フッキが、 圧倒的パワーとテクニックでザスパの前に立ちはだかる。 2点目のフッキのFKは、 94アジア大会、日本VS韓国戦で当時の日本代表DF井原選手が放った同点ミドル、 あるいはかつて柏に所属していた、 元ブルガリア代表FW(MF)ストイチコフ選手の強烈なFKを彷彿させるような、 ふわりと浮きながらゴールに一瞬で突き刺さる、強烈なシュートだった。 4点目、5点目のディエゴ、フッキの個人技によるゴールは、 残念ながら今のザスパではとても止められるものではない。 1点目は出会い頭の事故の様なもの、 3点目はザスパMF中井のゴール前でのクリア空振りを奪われるという、 本人にそのつもりはないにせよ、 集中力を欠いた軽率な緩慢プレーによるもの。 いずれにしても外国人選手の3得点は防ぎ様が無いため、 負けは致し方ないものの、 技術力の無いチームが強いチームに対して集中して守らなければ、 試合は必然的にこのような結果になってしまう。 スタートから3-5-2で臨んだ東京V戦。 先月、PSMとはいえ新潟に1-1と引き分けた4-4-2で臨むべきではなかったか? キャンプでも周到に準備してきたはずの4-4-2。 3-5-2、特に小柄な鳥居塚のストッパー起用は去年から大量失点の大きな要因となり、 他クラブの監督にさえもダメ出しされていたもの。 これでは相手にタダで点を取ってくださいと言っているようなものである。 まさか最初から勝ちはおろか、引き分けさえもどうみても見込めず、 今までやってきた事を試して負けるより、 最初から奇襲でぶつかる方がダメージが少ないと思ったわけでもあるまい。 何かしら理由があるのだろうが、 去年から奇襲と称した戦術でことごとく勝ち点を落としているのが気にかかる。 新加入MF松下のパス、コーチング、CK、 同じく新加入のFW松浦の再三好機を作った突破、 貴公子ヤスの変わらぬスピードと安定したプレーは良かった。 右SB佐田は度々ゴール前まで攻め上がり、 シュートに持ち込むまでは良かったが、 精度が低く、得点には至らなかった。 また、右サイドを突破する際には、 相手の左サイド、元日本代表MF服部に完全に止められた。 だが、より成長するための過程、要因として、 この様な凄い選手を相手にした実戦に勝るものはなく、 そういった意味では良い経験をしたのではないかと思われる。 次節はホーム開幕戦となる徳島戦。 J同期昇格であり、JFL、J2初年度こそ勝ち越したものの、 昨年度は見事にリベンジされた相手。 次こそキャンプの成果、真価が問われる。 逆に徳島線を落とした場合、 最下位転落の可能性も含め、 今年はかなり厳しい戦いになる事が予想される。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.06 02:08:29
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