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カテゴリ:Jリーグ
3-1で水戸を退け、J昇格後初の連勝を賭けて挑んだ15度目のチャンス。
ホームで、しかも相手は開幕から無得点、3連敗中と決して調子は良いとは言えない鳥栖。 初の連勝を達成するのはこれ以上無いほど好条件が揃っていたのだが・・・ 先制したのは鳥栖。 前半25分、ザスパ守備陣がゴール前で一瞬の隙を突かれ、 鳥栖MF衛藤に豪快なミドルを決められた。 5年前の全国高校サッカー選手権大会3回戦、前橋育英-東福岡戦。 東福岡先制後、後半に前橋育英が坪内(神戸)のゴールで同点に追いつき、 辛くもPK戦で準々決勝に進んだが、 その時の対戦相手、東福岡で中心選手として活躍し、 育英を苦しめたのが、この日先制点を決めた鳥栖のMF衛藤であった。 ザスパはゴール前まで攻め込むものの、 鳥栖の高いDFに度々阻まれてなかなか得点できず。 FW松浦も武器のスピードを生かして何度もシュートチャンスを迎えるが、 相手GKのファインプレイもあってゴールに結びつかない。 後半に入ってもなかなか得点は生まれず、 初の連勝どころかまさかの連敗さえもが頭をよぎったその時、 左サイドを突破したFW松浦のクロスを、 ゴール正面でMF鳥居塚が合わせてグラウンダーのシュート! これが見事ゴール左隅に決まって、ザスパが遂に同点に追いつく。 前橋商出身、東海大卒業後、 コスモ四日市-札幌-図南クラブ-草津と渡り歩いた34歳鳥居塚のJ初ゴールであった。 が、その後追加点を奪う事はできず、 結局15度目のチャレンジも虚しく、J初の連勝はまたもお預けとなった。 プロ入り後初の地元凱旋試合、 しかも地元群馬のクラブの選手としての登場となったMF松下は、 後半途中出場ながら正確なキックで何度もチャンスを作り出すなど、 技術と戦術眼の高さは相変わらず高いレベルにある事を示した。 前半から投入されていればあるいは・・・と思わせる素晴らしい出来だった。 やはりこのレベルの中では抜きん出ているように思う。 今節も驚異的なスピードで何度もゴール前でチャンスを迎えたFW松浦。 ゴール前での落ち着きと創造性があれば得点は出来ていたはず。 守備を犠牲にしての左SB起用というのも面白いかもしれないが、 やはりFWとして経験を積めば得点も望めるようになるはず。 勝てる試合を落としてしまったザスパ。 連勝のチャンスは何度もあるわけではない。 だが、連勝しなければ順位上昇など望めるべくも無い。 次はアウェイでの仙台戦。 今までに一度も勝ったことが無い仙台戦。 去年とはチーム事情が違うとはいえ、 厳しい事に変わりは無い。 新スピードスター松浦を生かすカウンターで、 何とか仙台から勝ち点を奪いたいところである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.23 02:38:01
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