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カテゴリ:出会い・縁・本(漫画)
本日はお彼岸。三年前に亡くなった父のお墓参り(東京・浅草)に行って参りました。
父は次男で、お墓は10年位前に母が買って置いたものです。父が亡くなった後、親戚の石屋さんのご好意で国産の「本小松」という良い石でお墓を作って頂きました。源頼朝、徳川家康などに好まれ、昭和天皇の御陵にも使われているそうです。石屋さんから「お墓は手入れ次第で持ち・キレイさが全然違う」と伺い、私はお墓参りに行くと、いつもお墓に水をかけた後タオルでキレイにお墓を拭きます。自分の部屋の掃除もろくにしない私を知っている家族が呆れる程の丁寧さで!(苦笑)。 49歳の時に脳梗塞で倒れて以来、軽い脳梗塞・動脈破裂を繰り返し患った父は、最期の一年間はほとんど寝たきりになりました。無口な人でしたが、つらかったと思います。本当は家で看病できれば一番良いのでしょうが、家から歩いて20分ほどの浅草寺病院にお世話になり良く看護して頂きました。私がお墓の掃除を丁寧にするのも、親不孝な娘であり、ろくに看病しなかったという思いからかもしれません。 昭和二年(昭和大恐慌)生まれの父は、終戦間際に「特攻隊」に志願しましたが、僅かに数センチ身長が足りず不合格となり、家の近くの神社で悔し涙を流したそうです。しかし、その時合格した人々はほぼ全員が帰らぬ人となりました。もし父の身長が足りていたら、父の命は勿論、私も生まれていなかったわけで、運命の不思議さを感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月20日 21時31分21秒
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