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カテゴリ:旅・自然・温泉・食
今年も春がすぐそこに。中学の漢詩の授業で覚えた有名な詩をいつも思い出します。都心に近い所に住んでいる私には「鳥の声にまどろむ朝」は素敵に響きます。
春眠暁を覚えず 処々啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知る多少ぞ(孟浩然) そして桜の花が咲く季節になりました。多くの日本人同様、私も桜が大好きです。昔覚えた「百人一首」の如く。 世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし (古今和歌集・春上五三、在原業平) 桜が咲き始めたという便りを聞くと、今年も見逃さないようにしないと、と心焦る自分がいます。別に焦る必要は全く無いし何も困ることも無いのですが(笑)。桜には人の心を惑わせる魔力がありますね。咲く時の見事さ、あっという間に散る空しさ故でしょうか。 思えば、小学校の校章は桜の花。中学・高校・大学は桜並木のある土手の脇にあり、毎年桜を眺めて登校。最初に入った会社もお堀端にあり江戸城(現・皇居)の桜が窓から眺められ、桜に縁のある暮らしを送ってきました。前に日経新聞で読んだのですが、東京大空襲で千鳥が淵の桜も大半が焼け、戦後苦労して植樹した木が多いそうです。多くの方々の努力で美しい桜並木が維持されているのですね。 来週末、江戸東京博物館「エミール・ガレ展」で隅田川の桜、東京芸術大学美術館「厳島神社国宝展」で上野公園の桜を愛でることになりそうです。共に家の近くです。厳島神社には毎年行っていますが、今回は平家納経を全巻観るために4回通うかも。大変です(苦笑)。 桜と言えば西行法師ですが、その話はまた別の機会で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月27日 19時16分16秒
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