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カテゴリ:旅・自然・温泉・食
今日、私は四国八十八ヶ所全てを回ってきました...
「厳島国宝展」第4期を見に行こうと思ったのですが、家を出るのが遅くなってしまいましたので、予定変更。上野の松坂屋で「善通寺展」に行きました。(私は年会費200円の松坂屋MYカードを持っているので無料で入れます。展覧会無料入場を主たる目的に入っている百貨店カード(年会費100~200円)は他に大丸、松屋があります(笑)) 創建1200年、弘法大師生誕の地に建てられたという善通寺には昨年10月、金比羅さんに行く途中でお参りしました。私は天台宗の幼稚園出身なので弘法大師さまは伝教大師最澄さまのライバルと思ってましたが(笑)、タイプが異なるようです。真面目色が強い最澄に対し、空海は政治的なセンスもあり、多彩な才能を変幻自在に発揮したと思います。 高松空港から四国に入った時、一番驚いたのは「山」の形でした。上手く表現できないのですが、山が連なっていないのです。一つ一つの山がスッスッと三角状にポコ、ポコ、とある不思議な感じです。善通寺の裏にある空海少年時の修行の地と伝えられる五岳山も、やはりすり鉢状の山がポコポコ並んでいるユニークな風景です。(下の写真で上手く伝わると良いのですが..) 善通寺には、本堂の地下にいわゆる「戒壇巡り」があります。真っ暗な中を救いを求めて歩くわけですが、本当に真っ暗で恐いのです。途中、灯りが見えたと思うと曼荼羅(笑)。その前に座ると空海の骨格から再生したという空海の声が聞こえてきます。「皆さま、よくお参り下さいました...」これも恐かった(笑)。でも最期に「幸せを祈ってます云々」と告げられ、前向きな気持ち(?)になって地上へ戻りました。 上野の善通寺展には「四国八十八ヶ所お砂踏み」があり、各霊場寺院境内の砂を入れたお砂袋を踏み、その前にかけられたご本尊の掛け軸を礼拝することで四国八十八ヶ所を全て巡拝するのと同じ功徳が得られるといいます。ありがたいと申しましょうか...少々安直と思いつつ..私も色々な願いを込めて、お砂踏みをしてきました。今秋設立されるみずほ銀行の富裕層向け資産運用会社の会員になれるほどの資産(5億円超!)を築くとか!!(笑)。 善通寺は、私が初めて四国の「セルフうどん」を体験した記念すべき町です。安くて美味しかったですヨ。善通寺にはまた、旧陸軍の史跡が多く残っています。なんだか古いけど優美な建物だナ~と思って見たら、明治36年に建てられた旧陸軍第11師団の将校の社交場「偕行社」の建物でした。乃木将軍も勤務していた明治31年建設の師団司令部の建物、赤レンガの旧兵器庫なども残っていますが、私は町を歩くまで善通寺が旧陸軍ゆかりの町で、今も自衛隊が駐屯しているとは知りませんでした(汗)。明治の洋風建築にある種の気概と共に清新な雰囲気を感じる私には、嬉しい発見でした。旅に出ると、新しい発見ばかりで本当に興味が尽きません。 「厳島国宝展」は明日行こうと思ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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