幸せな投資家の徒然記

フージャース（8907）の株主総会＆懇親会の報告、続きです。（文中の☆、←は私の感想、補足です）：

質問（５）
「来期の業績について」
「自社分譲と共同事業の割合」

社長（小川常務）回答
「現在、来期（平成18年3月期）は1700戸の販売を計画しているが（←当初1500戸を前倒し）、土地の仕入れ状況も5月末～6月初めに進捗、仕入れ済戸数は1220戸分と進捗率は70％に上昇している。」
「基本的には全て自社事業で行う方針で、実際に100％自社分譲となっている。但し、共同事業にメリットがあると判断した場合は共同事業になる可能性はある」

☆　来期の土地の仕入れ状況については、5月の月次営業報告で4月から進捗が無かったので少し気になっていた点でした。後ほど会社側に確認したところ、「毎月仕入れるということではなく、状況に応じて効率的な土地の仕入れを行っている」とのことでした。当たり前のことですね（汗）。まだ今期第一四半期も終了しない時点で来年の土地の仕入れが70％終了しているということは、連続最高益・増収増益予想もますます確実となっている気がします。分譲については資本が強化されたので今後も自社分譲となるでしょう。

質問（６）
「株式分割の予定は？」
社長回答
「分割の要請がマーケットからあることは認識している。但し大変重要な事項なので、株主の状況も鑑み、機動的に対応する。基本的には「東証一部の単価の要請」を踏まえていく」

☆　答えられない質問（笑）。但し6月17日の拙日記「フージャース：株主数と資本政策」（http://plaza.rakuten.co.jp/15happy24/diary/200506170000/）でも記しましたが、フージャースは「株式の流動性の向上及び個人株主数の拡大を資本政策の重要課題」とし、「投資単位の引下げ」を「有効な施策の一つとして認識し、株式市場の動向等を勘案の上で必要性が認められる場合には積極的に検討する方針」の会社です（5月6日付決算短信）。「東証一部の単価要請（一株単位であれば50万円以下）を踏まえる」ということですから、将来、安定的に50万円を超えて株価が推移していく場合は株式分割（無償交付）の可能性はあるでしょう。50万円って．．．もうすぐですけど．．（笑）。賢明なるフージャースのことですから、成長に見合った適正な分割比率になると思います。

質問（７）
「買収対策はしているか？」
社長回答
「社長、社長の親族、取締役、社員持株会で発行株式の53.7％を占めているので、対策をとる予定無し」

☆ 株式の半分以上を会社側を抑えているので買収対策は必要ないですね（笑）。大株主構成は以下の通りです（3月31日現在）：

発行済株式総数：108,660株　　　株主数：2,852名（前期末比1,209名増加）
株主名 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　持株数　　議決権比率
廣岡哲也社長　　　　　　　　　　　　　　　　　　　36,973株　　34.32％
（株）ティ・エイチ・ワン　　　　　　　　　　　　　　　10,000株　　　9.28％
日本トラスティ・サービス信託銀行（信託口）　　4,183株　　3.88％
日本マスタートラスト信託銀行（信託口）　　　　　3,657株　　3.40％
ジェーピーモルガンチェースオッペンハイマーファンズジャスデックアカウント
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　3,500株　　3.25％
社員持株会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2,565株　　2.38％
モルガンスタンレーアンドカンパニーインク　　　　2,515株　　2.34％
大島企業情報（株）　　　　　　　　　　　　　　　　　　2,202株　　2.04％
野村信託銀行（投信口）　　　　　　　　　　　　　　　2,038株　　1.89％
ビーエヌピーパリバセキュリティーズサービスルクセンブルグジャスデックセキュリティーズ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1,650株　　1.53％

廣岡社長の次に多く株を所有している（株）ティ・エイチ・ワンは、社長の個人的な会社にすぎず社長所有の株と認識してよいようです。また、外国人株主が確かに増えていますが、会社側に確認したところ、今のところ会社に対する特別な要請は無く、「英語のHPを作って欲しい」と依頼されただけだそうです（笑）。勿論、フージャースはすぐに英文のHPを作ったそうで、確かにHPに英文版があります（http://www.hoosiers.co.jp/english/ir/index.html）。抜粋情報のみですが、直ぐに対応するところが相変わらず素晴らしいです。でも「IR　Library」（過去の短信など）と「Financial　Data」（財務指標表）が「No　information available」となっていました。Financial　Data程度なら、私が翻訳してあげるのにナ～（笑）。

外国人株主で表示が「ジャスデックアカウント」とか「ジャスデックセキュリティーズ」となっているということは．．．外国人はフージャースがジャスダックに上場した時からしっかり買っていた、ということでしょうか？　凄いリターンでしょうから英文HP以外「何も要請してこない」のも当然ですね（笑）。東証一部に上場しないと投資対象として検討し始めない日本の機関投資家とは大違いですね（苦笑）。

投信口も結構な株数ですが、モーニングスターで検索しても、フージャースを購入している投資信託って全く出てこない（つまりゼロ）のですが．．。データの齟齬？？インデックス投信でしょうか？？
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さて．．．質疑応答も終了し、議案も無事承認され、株主懇親会会場へ．．美味しいランチが．．．

フージャース：期待以上の株主総会＆懇親会（三）へ続きます．．

（ふ～．．．長い日記を書くのは結構大変．．．毎日二回も三回も更新なさる方々は本当に凄いです（笑）。でも自分のための記録でもあるので頑張って続けます♪　あ、抜けている点や間違っている点も多々あると思いますので、出席した方で気がつかれた方は指摘して下さいね。）