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カテゴリ:株式投資(売買/決算他)
「宝島8月号」の株式投資特集号では、ayumixファンドを運用しているあゆみさん始め優秀な個人投資家さんたちがイラスト入りのインタビュー記事に掲載されていますが、先日、ある投資家さんから「(宝島8月号の)個人投資家さんによる覆面座談会の記事に出席していた『去年、不動産株で大儲けした女性って幸せな投資家さんではないですか?』とのメールが来ました♪
フージャース(8907)を始め、東急不動産、アセットM(2337)、ダヴィンチ(4314)、アーバン(8868)、パシフィックM(8902)などがMy PFの増大に貢献してくれたのは確かですが、私ではありません(苦笑)。でも「大儲けした」という「幸福な誤解」はあえて解かないで(笑)、近い将来必ず実現する目標にします♪♪ 不動産といえば..今日、アセットMが業績の上方修正と無担保転換社債型新株予約権付社債(MSCB)の発行を発表しましたね。状況をざっと見てみましょう。(私の計算部分には間違いもあるかもしれませんので、ご注意下さいね) 平成18年2月期(平成17年3月1日~平成18年2月28日)中間期及び通気業績予想の修正に関するお知らせ↓ http://www.assetmanagers.co.jp/pdf/20050711c.pdf 第二回無担保転換社債型新株予約権付社債発行に関するお知らせ↓ http://www.assetmanagers.co.jp/pdf/20050711d.pdf パシフィックMと違い、上方修正幅が余り大きく無かったこと、投資家には受けが良い株式分割の発表が無かったこと、投資家には受けが悪いMSCBを4月発行(90億円)から3ヶ月で再び110億円発行すること等から、短期的な株価は強弱混合の動きになるかもしれませんね。 ただ古川会長は、株主を失望させる下方修正はしたくないという思惑から、今回の予想も比較的保守的に出してきているとは思います。 06年2月期:連結業績予想の修正(百万円)(()は前期比) 売上高 経常利益 当期純利益 前回予想(A) 11,400 5,800 2,950 今回予想(B) 12,600(+62.7%) 7,000(+78.8%) 3,800(+58.5%) 増減額(B-A) 1,200 1,200 850 増減率(%) 10.5 20.6 28.8 (参考:会社中期計画)* 07年2月期 15,200(+20.6%) 8,700(+24.3%) * 現実的プラン。会社側には他にもっと大幅な増収増益を予想した「積極プラン」、「楽観プラン」があるようです(笑)。 また、会社側の資料による「潜在株式による希薄化」による説明は以下の通りです: 「今回のファイナンスを実施することにより、直近(平成17年6月30日)の発行済株式総数に対する潜在株式数の比率は10.8%になる見込みであります。」 (潜在株式数の比率は、既に発行されている新株予約権による潜在株式数の比率3.0%と今回発行するMSCBの新株予約権が全て当初の転換価格で権利行使された場合の比率7.8%を足した数字) 本日の発行済株式数(238,171株)が希薄後10.8%増えると想定した株数(263,893株)で今期の予想一株当り利益(EPS)を計算してみると: EPS 前期比増減 前期05年2月期 実績 11,906 今期06年2月期 会社予想 前回 12,386 +480 +4.0% 今回 希薄前予想 15,955 +4049 +34.0% 希薄後予想 14,400 +2494 +20.9% 四季報予想(希薄前予想) 13,051 +1145 +9.6% 来期07年2月期 四季報予想(希薄前予想) 14,157 現時点での今期の予想純利益前期比伸び率(06年2月期+58.5%)は、ダヴィンチ(05年12月期+67.6%)、パシフィックM(05年11月期+144%)、フージャース(06年3月期+71.7%)を下回りますが、今回の上方修正で今期希薄後予想EPSは四季報の来期予想EPS(希薄前予想)を上回ることになり、また中間予想も大きく上方修正したことから、基本的には業績は順調に伸びているようです。再び上方修正の可能性もあると思います。 ただ個人的には、資金がすぐに確定して入っているMSCBの効率面での利点は理解できますが、新光証券とUBSだけでなく一般株主にもディスカウント株価の恩恵が得られる公募増資でも良かったのでは、と思います。会社側は勿論、様々な視点からMSCBがベストと判断したのでしょうが。 最後にアセットM買い煽りの株式新聞IRニュースをご参考まで(笑): http://www.kabushiki.co.jp/ir/kshp087-02.jspx?sub=200504-2337 大幅な上方修正を期待していた投資家が多かったかもしれず、またMSCBは市場では嫌われる傾向にあるので、もし株価が大きく下げた場合は買い増しを検討します♪♪♪♪♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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