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カテゴリ:アーバン(不動産流動化)
主力銘柄のダヴィンチ(4314)とアーバン(8868)が8月15日(月)午後3時20分/30分、平成17年12月期(第8期)中間決算(2005年1~6月)と平成18年3月期第1四半期決算を発表しました。DAIBOUCHOUさんのコメントにもある通り、嬉しい内容でした♪
1.ダヴィンチ中間決算(通年・中長期計画上方修正) 増収増益の期待は2週間くらい前から始まっていましたが、新興・REIT市場軟化につられてここのところ株価は停滞していました。中間決算は、Q1程ではありませんが予想通りの前年比大幅増加(純利益前年比+84.5%、売上総利益率82.2%)、12月通期決算予想も上方修正されました。 決算短信に述べられている如く、平成10年会社設立以来のダヴィンチの経営方針は『投資家とともに成長する』であり、「EPSに連動して株価は形成される」(←私と同じ(笑))「EPSを高めることが株主に対する当面の利益還元」という理念から: ○ 目標とする経営指標は『EPS』 ○ 売上高、当期純利益とも毎期40%程度の成長を当面の目標とする を基本としており、上方修正されたEPS¥10,324.65(平成17年6月中間期末発行済株式数307,226株)から今期PERは35倍、来期PERは40%増益(凄く控えめ・慎重な想定だと思いますが)として25倍となりますが、例年の如く上振れも予想されます。また、説明会資料では中長期計画を上方修正しました(DAIBOUCHOUさんがコメントしてくれています)。8月11日の金子社長インタビューにもありましたように、経営状況は順調で、2008年に予定していた1兆円ファンドが2年前倒しの来年第2四半期にも運用に入る可能性が高まっています: (1) 連結業績 中間決算実績 売上高 営業利益 経常利益 純利益 ----------------------------------------------------------------- 17 年6月中間期 3,552 (+82.1%) 2,582 (+77.1%) 2,509 (+88.7%) 1,506 (+84.5%) 16 年6月中間期 1,950 (+160.8%) 1,458 (+219.1%) 1,329 (141.1%) 816 (+142.8%) 通期実績と予想(当初6月15日予想vs8月15日予想) 業績(連結) 売上高 経常利益 純利益 ----------------------------------------------------------------- 16年12月 4,156(+99.0%) 2,695(+82.2%) 1,730(+93.5%) 17年12月当初予想 6,500(+56.4%) 4,500(+67.0%) 2,900(+67.6%) 修正予想 7,049(+69.0%) 4,800(+78.1%) 3,172(+83.4%) (2) 財政状態(連結)の変動状況 連結財政状態 総資産 株主資本 株主資本比率 現預金 -------------------------------------------------------------- 17年6月中間 24,010 8,556 35.6% 4,692 16年6月中間 17,090 5,530 32.4% 3,615 (参考:通期実績) 16年12月期 18,526 8,401 45.4% 2,004 ダヴィンチREIT上場予定 (各々最初は500億円規模から開始、最終的に合計8000億円程度となる計画) 2005年第4四半期(10-12月期)の早い時期: オフィスビル 2006年第3四半期(7-9月期): 住宅 2007年: ホテル 2008年: 商業施設 (3) 中長期計画(上方修正、億円)←凄く読み易い資料です♪ 業績(連結) 売上高 経常利益 純利益 EPS 予想PER* ----------------------------------------------------------------- 17年12月 70(+69.0%) 48(+78.1%) 32(+83.4%) 10,325(+73.1%) 35 18年12月 97(+38.5%) 68(+41.6%) 45(+40.6%) 14,609(+41.5%) 25 19年12月 146(+50.5%) 107(+57.3%) 63(+40.0%) 20,476(+40.1%) 18 20年12月 198(+35.6%) 149(+39.2%) 88(+39.7%) 28,636(+39.9%) 13 * 本日終値¥364000ベース。増資による希薄化の可能性は考慮せず(こうして表にしているということは..しばらくファイナンスが無い!??)。 2.アーバンQ1決算(中間・通期・中期計画上方修正) アーバンのQ1決算発表の内容は「嬉しい驚きてんこ盛り」です(笑)♪ 予想以上に不動産流動化事業(特にアーバンは取得物件に付加価値を加えるバリューアップが得意)・アセットマネジメント事業が順調で、Q1に引渡しが少なく減収減益となる傾向にある不動産分譲事業(但し販売契約は計画通りに進捗)を補って余りある状況となり、アセットM売却による特別利益(21億円)計上前の段階で黒字転換となりました。アーバンもフージャース等と同じく、株主の期待を裏切らない優良企業ですが、中間と通期予想を大幅に上方修正、今年5月に発表した3ヵ年中期経営計画での来期経常利益目標(連結160億円)を一年前倒しで達成する見通しとなりました: (1) 連結業績 ☆Q1決算実績 売上高 営業利益 経常利益 純利益 ----------------------------------------------------------------- 18 年3月期Q1 6,759 (+34.9%) 594 (-) 352 (-) 1,861 (+104.6%) 17 年3月期Q1 5,009 (+57.8%) ▲235 (-) ▲393 (-) 909 (-) ☆18年3月期中間期予想(()は修正増加率) 売上高 経常利益 純利益 ----------------------------------------------------------------- 前回(5月17日)予想 19,000 2,000 2,550 今回(8月15日)予想 20,200 (+6.3%) 6,000 (+200.0%) 4,700 (+84.3%) ☆通期実績と予想(当初5月17日予想 vs 8月15日予想;()は前年比) 業績(連結) 売上高 経常利益 純利益 ----------------------------------------------------------------- 17年3月 57,033(+11.0%) 9,479(+97.0%) 6,455(+141.8%) 18年3月前回予想 69,500(+21.9%) 13,000(+37.1%) 8,550(+32.5%) 修正予想 72,500(+27.1%) 16,000(+68.8%) 10,500(+62.6%) (2) 財政状態(連結)の変動状況 連結財政状態 総資産 株主資本 株主資本比率 現預金 --------------------------------------------------------------- 18年3月Q1 125,873 35,981 28.6% 15,579 17年3月Q1 78,823 25,887 32.8% 10,457 (参考:通期実績) 17年3月期 120,550 35,455 29.4% 16,735 今日はアセットMがやや戻した他は、フージャース、不動産流動化銘柄は全般に軟調でした。保有大型優良・好配当・低PER株は、円高で下げたトヨタを除き概ね堅調、武田薬品・昭和シェル・三菱商事がまた高値更新ですが、放置方針に変わりはありません(笑)。ダヴィンチの中間決算は予想通りの内容でしたが、明日は騰がれば嬉し・下がれば買い増し、の基本姿勢です♪ アーバンは比較的堅調でしたが辛抱して持ち続けて良かった..やっぱり相性がいいナ~というのが正直な感想です(笑)。房園社長、「有閑マダム殺し」なんて言って申し訳ありません(苦笑)♪ (大急ぎで書いたので、間違いがあるかもしれません。ご指摘頂ければ幸いです) 今日は終戦記念日です。犠牲者の冥福を祈り、平和への思いを新たにしたいと思います。 -------------------------------------------------------------------- 8月16日追記 ダヴィンチ、「決算、期待はずれ」「知ったら終い」ということでしょうが、アセットMに負けじと下げましたね(苦笑)。自分にとって他の流動化銘柄より魅力が少ないアセット・インベスターズ(3121)の信用買いを返済売りし、信用ポジションを物理的にも心理的にも軽くして相場に柔軟に対応できるようにしました。アーバンは思ったより上昇しなかったので余裕があったら買い増ししようと思ってます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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