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カテゴリ:フージャース
okenzumoさんも書かれておりますが、今回、中間決算の決算短信を読んでみて注目される点をまとめてみます。
○ 「No.1マンションデベロッパー」を目指す方針を明文化 今年7月16日の日経新聞者主催個人投資家向けIR説明会で、廣岡社長は、公の場で初めて「No.1マンションデベロッパー」を目指す意向を明らかにし、具体的な数字比較による他社との優位性を示しました。今回の決算短信では、「No.1マンションデベロッパー」になることを「新たな経営目標」として掲げ、マンション分譲事業に徹底的に取り組んでいく方針を改めて明文化。 ○ 「トップブランド」確立を目指す 「No.1マンションデベロッパー」を目指す上で、また企業グループの「永続的成長」に欠かせない戦略として、フージャースは自らの「ブランド化」を図っていく方針。「フージャースのマンションに住みたい」「フージャースで働きたい」と思われる「トップブランド」を目指す。 ○ 「より幅広いニーズを捉えた分譲事業展開」 今後、企業として成長していくためには、郊外においてより広くより質の高い一次取得者向けマンション(ウィズシリーズ)をベースとしつつ、ライフスタイルの多様化と幅広い顧客ニーズに対応したマンションも提供していく。 ○ マンション分譲事業に特化 創業以来の「日本の住まいを豊かにある」という経営理念に基づき、今後もマンション分譲事業に特化していく、という一貫した方針(ブレの無い経営)→安易に不動産流動化事業に手を出さない! また「安くて広い」フージャースのマンションですが、株主仲間のGSさんの報告によると、中古物件でもかなり高い評価を受けているようで、「マンションの資産価値」という顧客に重要な点でプラスの印象を与えられそうです(安かろう悪かろうではない、ということです♪)。 更に凄いところは、マンション分譲を専業にして流動化事業に手を出していないフージャースの利益率・利益の伸び率は非常に高く、成長株指数でみても遜色ないことです♪ 例えば・・ピーター・リンチが用いていたこと(2以下の銘柄しか買わない)で有名なPEG指数[PER/成長率]と効率的経営を示すROIC[純利益/投下資本(株主資本+有利子負債)]、そしてお馴染みROEでは: 今期PER 純利益成長率 PEG ROIC ROE フージャース 20.1 71.7% 0.28 26% 38% ダヴィンチ 39.7 155.5% 0.26 26% 37% アーバン 26.8 62.7% 0.43 10% 30% パシフィックM 31.6 144.0% 0.22 9% 32% (アーバン、パシフィックMは業態上、借入金が多くなってますのでROICは上記二社に比べると低いです。アーバンは通期の上方修正を期待♪) ○ 不動産管理事業が堅調な伸び 今後、分譲したマンションが増えてくるにつれ、重要度が増す不動産管理事業(フージャース・リビングサービス)が順調に成長(前年同期比 売上高+204.1%・営業利益+900.6%)。 ○ 企業生態系の構築 あくまでも本業の競争優位性を高めることを目的に、付加価値向上に付与する外部企業との協力体制を構築 ○ 当面、増資無し 引き続き事業拡大に伴うたな卸資産取得のための資金需要は発生するが、営業FCでの利益、前受け金の増加、金融機関等からの資金調達などにより、必要資金の取得を見込んでおり、当面増資(一株当たり利益の希薄化)は無さそうで・・増資発表での下げを期待していた株主仲間のガーデンスイートさん(底値拾いの名人)をがっかりさせました(笑)。 ○ 株式流動性の向上及び個人株主数の拡大を重要課題として位置づける 「投資単位の引下げ」(=分割!?)を株式市場の動向等を勘案して必要な場合は「積極的に」検討(東証は単元株50万円以下にするよう一般に勧告)。株主数は平成17年3月期に比べ436名増加(計3,288名)。 ☆ 今日の五天王(+アセットI)(終値は11月8日) フージャース、不動産流動化銘柄とも結構キツイ下げです(涙)。9、10月と大きく騰げたので仕方ないかもしれません。アーバンの大量取引は依然「謎」で、大きな下げは拾っていく方針ですが、リスク管理だけはしっかりしていきたいと思います♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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