2189358 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

幸せな投資家の徒然記

幸せな投資家の徒然記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

幸せな投資家

幸せな投資家

フリーページ

カテゴリ

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

お気に入りブログ

4. どうすればこの… New! みきまるファンドさん

構力入門106、107 … New! ミカオ建築館さん

征野ファンドの運用… New! 征野三朗さん

メモ New! 4畳半2間さん

減らないお財布を持… toms2121さん
四谷 一(はじめ)… yotsuya67さん
盆栽投資日記 toroi08さん
二万マイルの自遊時… 海底二万マイルさん
vox mundi vox mundiさん
資産運用一千一夜 アセット5さん

コメント新着

2005年12月16日
XML
カテゴリ:フージャース
(その1の続きです)

(2)会社の状況説明

配布パンフレット(カラー、図表入りで大変分かりやすい資料です)に従い、フージャースの概要、沿革、業績、株価などの明快な説明が続きます。主な注目点は:

KEY-POINT

・ 従業員:約40%が新卒社員(☆廣岡社長は男性社員について「業界の慣習に馴染んだ」人間を中途採用せず、新卒を雇い「自分で育てる」方針です)、約50%が女性社員(☆優秀な主婦の智恵を生かす)
・ 創業から9年9ヶ月で東証一部上場(☆昨年9月実現。但しあくまでも今後の成長のためのスタートに過ぎない
・ 2004年マンション供給戸数:埼玉県1位・千葉県3位(☆今後は東京都下、神奈川にも展開・マンデベNO.1を目指す
増益率:4年連続で約70%以上(経常利益ベース)(☆上場会社で10社位しかないとか・・やはり凄いです)
・ 時価総額:約3年間で約38倍(2002年10月IPO時約16億円→現在約618億円)


株価の推移・株価上昇率ランキング

・ 2000年以来の上場会社株価上昇率第4位(初値~現在)
(☆1位はポイント、2位住友チタニウム、3位テレウェイブ、11位にダヴィンチ、17位にアセットMがランクイン)
・ 廣岡社長曰く「今の株価は不満」「いつ買っても利益が出る緩やかな株価上昇を目指す」「大口の投資家(機関投資家)より個人投資家の株主を増やしたい・その方が株価も安定する」「応援してくれる個人株主に保有して欲しい」(☆ 7月の説明会と変わらぬ「株主重視」の姿勢です)

売上高の推移

完成在庫ゼロと業績拡大を両立
・ 売上高:2001年度39.01億円→2005年度予想310億円(☆2001年度の7.95倍・見事な右肩上がり)

経常利益・当期純利益の推移

・ 4年連続で、約70%の増益率(経常利益ベース)
・ 経常利益:2001年度4億79百万円→2005年度予想50億円(☆10.44倍)
・ 純利益:2001年度2億75百万→2005年度予想29億円(☆10.55倍・・売上高(7.95倍)、経常利益(10.44倍)を上回る伸びであり続けることが凄いです)

引渡戸数・期中契約戸数の推移

・ 営業力を示す期中契約戸数も、引渡戸数を上回るペースで拡大
・ 引渡戸数・期中契約戸数:2001年度531戸・458戸→2005年度予想1,300戸(☆2.45倍)・1,500戸(☆3.28倍)

株主資本・総資産の推移

・ 郊外中心のビジネスモデルが「健全な財務内容」に寄与。
           2002年3月      2005年9月
株主資本     6億72百万円 →   83億3百万円(12.36倍)
総資産      46億57百万円 →  209億26百万円(4.49倍)
自己資本比率      14.4%   →    39.7%

(☆ 日本一の個人投資家として有名な竹田和平さんも「不動産業界の自己資本比率は10~20%で十分」と述べており、自己資本比率39.7%は素晴らしい数字ですね;リクルートコスモス時代に財務部門で健全財務の重要性を認識してきた廣岡社長の意思がよく表れていますね。)

自己資本比率が30%を割る迄は銀行借り入れで対応。現時点では銀行からあと70億円借りても自己資本比率は30%を切らず、少なくとも向こう半年間はファイナンス(公募増資)無し(今期希薄化無し)、と明言。
・ ファイナンス:500戸程度の良い大規模案件が仕入れられた時は実施の可能性があるが、あくまでも「前向き」の増資となる(☆ 500戸ですか・・凄いです・・成長の為であれば納得)

今期(2006年3月期)プロジェクト一覧

・ 2005年11月末現在で引渡し予定戸数1,300戸のうち1,247戸(95.9%)を契約済
(☆ 詳細は平成17年11月営業概況に述べられてましたね)
・四半期毎に物件、戸数、ブランド、事業形態(☆自社が大半)と販売状況(完売又は完売間近)を明示(☆ 販売状況に自信がないと出せない表ですね)

来期(2007年3月期)プロジェクト一覧

・ 今期と同じく四半期毎の販売計画物件について明示
販売予定戸数1,720戸で、ほとんどが着工済み
・ 販売予定マンション12棟中、柏が4棟(728戸、戸建て19戸も含めると計747戸で全体の43.4%を占める)
・ 現時点では、計画の大半がウィズブランド(デゥオヒルズは津田沼のみ)
・ 現時点での販売予定物件14件のうち、既に8件販売中。
今期の業績達成(経常利益50億円)はほぼ確定、現在は来期決算を思案
・ モデルルーム:株主と告げてもらえば株主向けの対応をするよう社員教育;是非訪問して物件と人を実際に確かめて欲しい。

(☆ HPに未掲載の物件も含まれていました;分譲マンションの事業形態は全て「自社」になっています)

時期  プロジェクト名                    戸数  販売状況

1Q  ミックスガーデン柏の葉戸建街区II(千葉県)     19  販売中
    アネックスガーデン(埼玉県八潮)           76  販売中
    ミックスガーデン柏の葉(千葉県)          256 販売中
2Q  ウィズ大宮二番館(埼玉県)              73 販売中
    デゥオヒルズ津田沼(千葉県)            132  販売中
3Q  稲毛プロジェクト(千葉県)              103  準備中
    つくばプロジェクトI戸建街区(茨城県)        44  準備中
4Q  ウィズ勝田台(千葉県八千代)            106  販売中
    柏豊四季プロジェクト(千葉県)            59  準備中
    新座プロジェクト(埼玉県)               80  準備中
    ジュエルガーデン(千葉県柏)            263  販売中
    POP TOWNウィズ千葉                200 販売中
    柏プロジェクト(千葉県)               150  準備中
    つくばプロジェクトI(茨城県)             159  準備中

定性的経営目標

・ マンション分譲事業に特化
  -「NO.1マンションデベロッパーを目指す」(次の10年で「マンデベ」として評価されたい)
-現時点で不動産ファンド事業の予定は無し(継続性に疑問、人に欠かす事の出来ない衣食住だが日本で遅れている「住」でNo.1を目指す)

先日のインタビューでも「話はありますが、なかなか自分たちと『思い』を共有できるものが無い」と話されていました。
☆ 廣岡社長は「自分たちが成長することで業界内の発言力を増しマンデベ業界の『デファクト・スタンダード』として、業界のイメージを上げて行きたい」と発言されていましたが、姉歯問題を考えると当然の帰結ですね。

事業エリアの拡大
  - 茨城県進出 つくば市内でも3プロジェクトを仕入済(来期の予定物件以外にとのこと;つくばエクスプレスは大きなビジネスチャンス)
  - 東京都下や神奈川県等でも検討開始(☆実際に11月営業概況で八王子の土地を仕入れていましたね)

・ アライアンスによる「企業生態系」の構築
  - あくまでも本業を中心としたアライアンス戦略・多角化ではない(☆ いつもながら株主の懸念を先回りして払拭する見事なIRです)
  - 主に事業提携・資本提携を活用(4月に設立したベンチャー・キャピタルは顧客に「住」を書くとしたサービスの提供を充実させるために活動しており、将来は投資企業の上場させるのが目的←☆経営企画室長・手嶋氏の手腕が十分発揮できますね)

● 元ユニクロの澤田氏の社外取締役就任:ブランド確立戦略上、衣の業界からも学ぶ意向。

定量的経営目標

経常利益成長率20%以上を継続
  - 社内的には30%以上を目標(今期見通し+75%増)
・ 年間供給戸数 来々期(2008年3月期)で2,000戸達成
  - 「首都圏トップ10」
完成在庫ゼロを継続
株主資本比率30%以上を維持

☆ いつもIR説明会で掲げている目標と同じですが、廣岡社長は「言ったことは必ず守るのは『当たり前』」「出来ない事は言ってはいけない」と繰り返し述べています(実際、フージャースは上方修正は繰り返ししても下方修正を一回も出したことがありません)。経常利益成長率20%といっても・・・凄い実績は皆さんご存知の通り(笑)。)

広報IR活動のお知らせ

ラジオNIKKEI「きらっと輝くスター企業」(☆是非聴きましょう)
個人投資家によるインタビュー記事
・ J-WAVE「Make IT21」(2005年12月10日(土)22:00~22:54放送(☆聴いてません・・)
・ テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(2005年12月26日(月)23:00~24:30):社外取締役就任予定のリヴァンプ澤田氏を取り上げ、恐らくフージャースについても触れられるとのことです)

☆ 「個人投資家によるインタビュー記事」って・・・私も参加したインタビューです!!しかも廣岡社長からは「当社についてよく理解できるので、是非読んでほしい」との発言があり、恐縮しつつも・・大変嬉しかったです♪♪

質疑応答

☆ 7月16日の会社説明会ほどの衝撃(非常にレベルが向上!!)はありませんでしたが、多くの質問者で時間が足りない程、株主の関心の高さが伺えました。

・ 質問者1「物件一覧を月次概況に入れて欲しい」→廣岡社長「検討します」
・ 質問者2「VCの実績は?」→廣岡社長「現在2件。1件当り1500~3000万投資、上場が目的」
・ 質問者3「使用施工会社、設計事務所は?」→廣岡社長「ゼネコンは安藤建設、鴻池組、前田建設、東海興業等、設計事務所は六本木ヒルズを設計した入江三宅設計事務所等にも依頼」


☆参考[施工会社・設計事務所情報](四季報より抜粋・東海興業(工業?)は不明):

安藤建設(東証一部1816)安藤建設(チャート):建築主力の中堅名門。プレハブ工法で先駆け【増益】下期持ち直し粗利率は小幅改善。完工増も効き販管費増こなす。07年3月期は粗利率改善続く/【強化】都市再生は大手との競合避け住宅団地等の建て替えを中心に開拓。

鴻池組(非上場):明治4(1871)年創業の大阪地盤老舗ゼネコン。「誠実、懇切、敏速」を社是とす。

前田建設工業(東証一部1824)(チャート):大型土木主体から超高層など民間建築分野に積極展開中。グループ経営を強化。堅実経営【減額】単体受注は3%増の4000億円達成圏、上振れも。07年3月期は粗利率が反転へ。

入江三宅設計事務所様々な賞も受賞している実績ある設計事務所。

***************
フージャースについては、実は今回のIR説明会より、事業報告書に色々新しい情報がありました♪ リヴァンプの澤田氏のインタビュー記事も見つけました。後ほど、報告します。ではまた♪♪





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年12月17日 01時46分08秒
コメント(10) | コメントを書く
[フージャース] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X