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幸せな投資家の徒然記

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2006年01月23日
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カテゴリ:資産運用一般
こんばんは♪

既にマネックス証券の1月17日場中(正確には前場終了後とのこと)におけるライブドア信用取引担保掛目0%への引下げ措置については、1月19日の拙ブログで「場中(17日11時過ぎ)に突然発表したこと」等が問題と書きましたが、松本社長CEOもほぼ同じ感慨を抱いていたようです。昨日(1月22日(日))に「マネックス証券 新春 お客様感謝Day」の様子を報告します。

但し、一部コメントへの返信にも書きました通り、マネックス証券、松本社長に対する見解は人それぞれ違って当然で、私自身は、2001年11月以来4年間超に及ぶマネックス証券での取引(投資信託中心)及び松本社長との過去のメールのやり取りなど、自らの実体験に基づき、個人的な考えを書いています。「書く」という行為は様々な情報を整理でき、考えをまとめるのに役立つからです。ただ投資でも同じですが、情報はなるべく「一次情報」を基本とすべきで、以下の記述も、昨日自らの目で見て耳で聞いてきたものとはいえ、あくまでも私個人の考えが入っていることにご注意下さい。

***************
「感謝Day」の催しは:

13:10 第1部 資産設計で実践する「私の個人資産」運用法 (60分)
内藤忍(株)マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
14:30 第2部 「今年のマーケット予想」 (45分)
藤巻健史フジマキ・ジャパン代表取締役 元モルガン銀行東京支店長
15:30 第3部 「マネックス証券 これまでの道程、これからの道程」 (60分)
松本大マネックス証券代表取締役社長CEO
16:40 初夢 プレゼント抽選会、閉会挨拶(17:00 終了)

という構成でしたが、私は藤巻健史さんの話を主として聞きたかったので(内藤氏の言うことは普通のFPと同じで、「人の知らない株を買うべき」と穴株を薦めるところが嫌いです)、第二部から参加すべく会場の文京シビックホール(大ホール)に向かいましたが、既に「立ち見」と告げられました。「え!?先着順で応募を限定していたのに『立ち見』ですか!??」と思いましたが、遅れて行ったこと・「お詫び」ということで本「マネックス証券でがっちり儲けるネット株 賢い資産運用」(インプレス社発行)をもらったので諦めました(苦笑)。

会場中で藤巻さんの声は聞こえるので、立ち見より座った方がまし、と2階のソファに座って話を聞いていたら・・・・1階から年配のおじさんがマネックスの社員に苦情をまくしたてている大きな声が上がってくる・・・。藤巻さんの話が聞きづらくなったので、3階に移動。幸い早く帰る人がおり席が空いたので座ることが出来ました。

藤巻健史さんは、2002年に光文社で行われた「ミニ講義」で金融・経済市場について教わった私の恩師でもあります♪ 講義の模様は、「藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義」[上(為替と金利はなぜ、いつ動く)・下(現場で使えるデリバティブ)]2冊(↓以下アフィリエイト参照↓)として出版されました。実践に基づく分かりやすい説明で、勉強になりました。ご本人もユーモア溢れる大変気さくな方です。大変な成功者・お金持ちなのに余り感じさせないところも凄いです(笑)。全くの偶然ですが、同窓生でもありました♪(幼稚園)

昨日の話は概ね近著「直伝藤巻流 私の個人資産運用法」の内容と同じで、
直伝藤巻流「私(わたし)の個人資産」運用法藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義(上(為替と金利はなぜ、いつ動く)藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義(下(現場で使えるデリバティブ、)

「インフレが来る」=日銀が資金を市場に放出、財政赤字を抱える「国」にとってインフレの方が都合が良い(自分は国策に従う)
・ 不良債権問題がまだ終わっていないので、日銀は引き締めには入りにくい。
余ったお金は何処に行くのか? → 「株」と「土地」に行く
日本株:強気=世界的にも余っているお金が下がり過ぎていた日本株に回っている状況
・ 米国株:強気=日本株にもプラス。
・ 買収・M&A(会社法改正):外国企業が日本企業を買う可能性が出てきた(日本企業の時価総額は世界の同業者と比べると低い)→ 日本企業も買収を防ぐため企業価値を高めることに注力(増配、株価上昇対策など)
・ 為替:リスク要因=日米の金利差(米国金利4.25%→年末5.00%vs日本の短期金利は上昇しても0.25%~0.5%、5%の金利差=30円の為替差に相当)から見れば円安になって当然だが、円高(80~90円)は日本経済(株・土地)にとってリスク。

「円安」を中心とした上記予想は、藤巻さんの持論かつ不動産流動化銘柄を主力にしているMy PFに都合の良い話ですが(笑)、興味深かったのは、個人投資家への注意要因として、

マーケット操作・人心を惑わすのは簡単に出来る

と述べていたことでした。日経新聞の一面に大きく見出しが出れば一時的にしろ市場心理に影響する、等等です。年末の金融庁不動産融資規制に関する報道、ライブドアを巡る報道でも明らかですね。また、分析などでチャートが出されていても、

何処を起点にするか(1980年か、1990年かetc)で、チャートの「風景=印象」が全然違う

結局、結論は、ジム・ロジャース氏と同じ:

自分の頭で考えていかないといけない
情報を鵜呑みにはしない
データを客観的に見る

ということでした♪

第三部では、松本大社長CEOが冒頭で、今回のライブドア信用担保掛目0%を巡る措置を如何なる考えで行ったのか、今後の課題・改善点について、かなり時間を割いて説明しました:
金融庁事情聴取の報道:全く根拠がない・金融庁にも確認・時事通信は訂正記事を出したが、他社まで訂正が徹底していない状況。
・ 東スポの記事(GSなどと仕組んだ云々)は論外。
・ マネックス証券としては、信用担保価値を0(=代用有価証券として担保価値を認められない)にした理由は各利害関係者に影響があるので話せないが、ストップ安・値がつかないことから換金性/流動性が無くなると顧客に損になると判断、仮の余力で新しい取引を始めてしまうリスクを避けた。
従来、信用取引を行う投資家は何千万も投資資産があり投資経験も豊富な個人に限られていたが、当社のような新しいネット証券では、従来なら許されない信用取引が浅い経験で出来てしまう。慣れていない顧客に早くリスクを知らせたかった。
・ 株主保護:上場企業としてのリスク管理の視点から担保として評価しにくい株を担保として提供できない。
マネックス証券にはライブドアを信用担保にしている顧客はほとんどいなかったので、(担保掛目を0にしても)影響は非常に限定的だと考えた
但し、マーケットには様々な思惑があり、(当社の措置が)影響を及ぼす一因となったことは否定できない
時間的に説明も足りなった。説明責任を感じている
当社の意図とは別に、結果として波紋を呼んだことは事実で、今後の改善措置に反映させていきたい。
・ ここ数日、口座解約数・出金額とも通常と変わりは無い。
・ 業績:預り資産・口座数も順調に増加する一方、コスト抑制継続で高利益率。
・ 利益が上がるようになったので、小さい顧客の声も今後は取り上げて行きたい

この他、現在マネックス証券が力を入れている「投資教育」、日本市場の動向などにも言及していましたが、長くなりましたので省略します(私は個人的には同社の「株の学校」が好きではありません)。
***************

上記に関する判断は皆さんに委ねますが、個人的な印象としては、松本社長は、良きにつけ悪しきにつけ、結構正直に話していたような気がしました。

堀江社長以下ライブドア幹部4名逮捕、ライブドア株監理ポスト移行で、明日からは他社も信用担保掛目0になっていくでしょう。マネックス証券については、各々様々な感慨があるでしょうが、私個人としては、バンガードの投信を扱っているのが同社しかないこと(トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドを除く)、「朝日Nvestグローバルバリュー株オープン」の販売手数料が現時点では一番低いこと等から、今後も改善を図って営業を続け、特にコストの低いバンガードの投信扱い数を増やして欲しい(商品指数連動ファンドなど)と思っています。

マネックスの株主ではないので、ライブドア担保掛目0を巡る同社の問題はこれで終わりにしたいと思います。長文を最期まで読んで頂き、ありがとうございました。

☆ 本日の五天王(+アセットI)[終値は1月23日]

悲惨な状況・・・辛抱の日々が続きます(涙)。8868アーバンは今日の終値が10000を割ったので(9450円)、明日ストップ高(10450円)になったとしても1月18日~24日の終値平均は10880円となり、「新株予約権発行およびエクイティ・コミットメントライン契約(新株予約権買取契約)」における第1回新株予約権の行使値額の下限(1月17日終値)11250円を下回ってしまいます。「極めて短期間」に資金調達(全数権利行使時の払込金額100億円)を可能にするということで選択した契約方式のはずですから、権利行使予定期間[発行日(平成18 年2 月9 日)の翌日2月10日(火)より2 月16 日(月)まで]までに株価が下限行使値額11250円を大きく上回ることを心より願っております(笑)。明日以降、相場がどうなっても冷静に対応していきたいものです♪





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最終更新日  2006年01月24日 19時44分10秒
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