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カテゴリ:フージャース
こんばんは♪ 今日は寒かったですね 風邪を引かないように気をつけましょう
☆ 消えた「フージャース銘柄分析」 さて・・・時間があったらシェアーズによるフージャースの銘柄分析(?)について追記しようと思っていましたら・・・なんと・・気がつかないうちにフージャースについて書いた部分が「削除」されていました(エンロンについてのみ言及)。 先に書きました如く、私自身はフージャースに限らず、銘柄についての判断は人それぞれだと考えていますが、分析の重要な鍵となる基本的な事実の認識が間違っていた為、「???」の内容と思った訳です。(シェアーズのブログでは削除されてしまっているのですが、一部コメントを引用して「???」と思った一部について書きます) 例えば・・「営業キャッシュフロー(CF)がマイナス」という点ですが、不動産およびマンション・デベロッパー企業に投資している方なら既知の如く、 利益(現金)-開発用地の仕入れ=営業CF ですから、営業CFがマイナスなのは不動産業の業態からいって不思議ではなく、仕入れ(土地・マンション)が無ければ、不動産企業の利益の源泉はありえないことになってしまいます。「分析」というならば、業界によるバランス・シートの特性の違いを考慮すべきですね。 「フージャースの急成長の源泉」として挙げている中で一番???だったのは、「増資による新たな資金調達というサイクル」という部分でした。増資は直近でも2年半前の2004年5月、しかも東証一部上場目的だったのですが・・・。また増資の可能性はゼロとはいえませんが、経営目標として掲げている自己資本比率30%がほぼ維持されている現状では考えにくいと思います。 他社との比較ですが、同じ不動産を扱う企業といっても、業態が全然違うアーバンコーポレイションやアセット・マネージャーズと比較するのも?? 恐らく株主が共通しているから取り上げたのでしょうが・・・比較するならば、同じマンション・デベロッパーを取り上げるべきです。 また「高株価の維持」って・・・残念ながらフージャースは高株価ではありません(苦笑)。 シェアーズのコメントでは、フージャースが個人投資家に人気の理由として「利益の急激な成長にある」としていましたが、少なくとも現時点でフージャースに投資している個人投資家ならば、フージャース自身が昨年後半頃からの個人投資家向けIR説明会、株主総会、決算短信等で明言している如く、「年70%超の急成長時代が終わり、年20~30%超の成長時代」になる可能性を認識していると思います。 過去の数字だけを見れば「急成長」ですが、現時点での今期の会社予想は30%程度の成長となっています。直近の決算短信にざっとでも目を通していれば、わかることなのですが・・・。(私自身は、フージャースは株価が大化けする時代は終わり、安定的に成長してくれれば十分と考えています。) そもそも・・・フージャースは残念ながら、「個人投資家に人気」がありません(苦笑)。「高株価の維持」どころか、出来高も少なく低PERで放置されています(涙)。 フージャースは、一部の個人投資家に熱心に支持され、「友の会」が結成されている珍しい(?)銘柄なので目立つのかもしれませんが、残念ながら、多くの一般の個人投資家にとっては「フージャース??何の会社???」という程度だと思います。三井不動産や三菱地所は知っていても、フージャースは知らない人が大半でしょう。ご家族や友人・知人の方に聞いてみれば直ぐわかることです。 フージャースが人気銘柄ならばもっと出来高が多く株価も騰がっても良いはずです(笑)。フージャースに投資している個人投資家のブログなどを読めば、フージャースに投資している理由が「急成長」というより、「信頼できる成長企業」としての会社自体の魅力に負うところが大きいことも理解できるはずなのですが・・。 私などがあれこれいうよりも、超優秀投資家の石坂さんの分析「あるフージャース の分析に対する反論(2006/12/02)」」が参考になります。いつもながら大変勉強になる内容です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月10日 05時16分09秒
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