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カテゴリ:株式投資(売買/決算他)
こんばんは♪ 今日は台湾南部の地震の影響で、情報通信が一部混乱、ネット証券が一部機能不全となる等、大変だったようですね。ネット環境の脆弱さのリスクを感じた一日でした。どのような事態になっても大丈夫なようにリスク管理に気をつけて行きたいものです。
さて・・・さすがに上昇過熱感が出るだろうと思われた鉄鋼株。今日は利食い売りに押される展開となりましたが、新日鉄(東証一部5401)は後場盛り返して結局1円ながらプラス引け。さすが王道の「01」銘柄、強いですネ 勿論、行き過ぎ局面では売りも出て下げるでしょうが、鉄鋼株はまだ上昇途中のような気がします。何故なら、まだバブル時の史上最高値を更新していないからです。 昨年9月、持ち株の三菱商事(8058)がバブル時の史上最高値(2030円)に迫っていることを書きました(「三菱商事15年振り高値が意味するもの」)。その後、総合商社や自動車株などは80年代バブルの高値を更新しましたが、鉄鋼株は、バブル崩壊後の不況時を通じて非常に高まった収益性(ROE25%~30%・売上高営業利益率12%~18%←下手な小型成長株より高いです)および過去最高を連続して更新する好業績にも関わらず、また12月にかけてかなり上昇してきたとはいえ、未だ1989年のバブル時の株価(新日鉄984円、住友金属工業965円)の50%~65%の水準に止まっており、水準訂正の動きともいえます。 業界再編(M&A)の思惑?で鉄鋼株が買われている、といわれていますが、昨年高値更新した時の三菱商事のPERが8倍程度だったのと同様、やはり「割安」と考える向きの買いだと思われます。市況関連とはいえ、10倍程度の低PER企業、そして現在の市場トレンドに合った(=投信・資金豊富な熟年世代の個人投資家が好む)「高配当」企業が多く、大型株故の安定感・流動性の高さも相俟って上昇してきたのでしょうね。 さて・・・今日、8000円を超えられなかったトヨタ自動車(7203)。信用は本日で手仕舞い、現物株放置の状況です。Google等を見ると、米国のアナリスト等の評価も高いですね。明日以降、どのような展開があるのか、楽しみです P.S. 「大型株は動かない(=大きく上昇しない)からつまらない」という個人投資家の方が少なからずいるようですが、大型株でも一年に30%程度株価が動くというデータがあります。一年に20%程度のパフォーマンス(←バフェット、ピーター・リンチの年平均パフォーマンスであり、継続出来れば十分凄いパフォーマンスです)を上げるのには十分でしょう。アナリスト・レポートには賛否両論あるでしょうが、大型株に対してはアナリストがレポートを書くという形である意味「監視」されており、また新聞報道も多く、一部の小型新興株のような唐突かつ滅茶苦茶な業績下方修正等は考えにくいです。流動性が高い好業績の大型株の押し目は比較的安心して買えるチャンスとなり得る場合が多いと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月28日 00時18分02秒
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