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幸せな投資家の徒然記

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2007年07月27日
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こんばんは♪月星。まーよく下げました(苦笑)。NYダウの大幅下落(▼311.50)を受けて日本市場も日経平均が▼418.28(▼2.36%)等大きく下げ、東証一部の騰落レシオは69.42%と、昨年11月21日の66.27%以来の60%台に低下しました(ちなみに5月18日の下げ局面では74.58%、2月終わりから3月初めにかけての世界同時株安局面では88.94%[3月5日]でした)。

円高も進む、進む(苦笑)。対ドルだけでなく、最近利上げをしたポンドまでかなり円が買われたのには少々驚きました。私の外貨証拠金取引(FX)は、ポジションも大きくありませんし、金利差を利用したスワップポイント蓄積狙いなので、引き続き放置の方針です。元々、為替の予想など私には出来ませんので、スイングトレードではなくスワップ狙いのFXですから・・。

昨年の11月は、11月20日が底(買いチャンス)となり、日本市場(東証一部を中心とした大型株)は大きく上昇することになるのですが、さて・・・今回は!?

ただ、保有現物株(My PF)の業績は、現在発表が進んでいる第1四半期決算の決算短信を読む限りでは、概ね堅調です。今日も下げ過ぎ・・・と思い、6305日立建機および6301小松製作所、6954ファナックなどを買いました。まだまだ不安定な相場が続く可能性はあるのですが、業績が凄く良いので、つい買ってしまいます(笑)。また今晩のNY次第の展開でしょうか。


☆ ファナック(東証一部、6954)

改めて・・凄い会社です・・・雫

平成20年3月期 第1四半期財務・業績の概況

2007年4―6月期(連結決算)は、建設機械や航空機などの設備投資増を背景に工作機械の基幹部品である同社のコンピューター数値制御(CNC)システムが欧州や中国で伸び、ロボット部門も欧州や中国の自動車関連産業向けが堅調で、6 月の単独ベース月間受注高および月間売上高が過去最高純利益が四半期決算を開示して以来の過去最高になる等、堅調でした[()は対前年同期比%]:

         2007年Q1        2006年Q1    

売上高   1082億円(+11.8%)  ←  967億円(+9.8%)
営業利益  452億円(+18.1%)  ←  382億円(+12.3%)
経常利益  507億円(+22.2%)  ←  415億円(+16.2%)
純利益   304億円(+24.1%)  ←  245億円(+12.7%)
EPS   146.30(進捗率28.1+%) ← 114.48(進捗率22.9+%)

しかも・・・ただでさえ高い利益率が、全ての利益で更に向上していますが、自社の自動化機械を自ら活用し、設備自動化などでコスト削減が寄与、売上高原価率も44.7%と2.4ポイント低下

          2007年Q1   2006年Q1

売上高総利益率    55.3%  ←  52.9%
売上高営業利益率   41.7%  ←  39.5%
売上高経常利益率   46.8%  ←  42.8%
売上高純利益率    28.1%  ←  25.3%


ファナックは、無借金の上、現金預金等が4890億円あるので、受取利息・配当金・投資利益等が多く、営業利益より経常利益が多いのです。

輸出割合が高い企業(売上高に占める海外の割合:65.2%=うち北米15.4%・欧州 18.5%・アジア33.4%・その他0.5%)なのに全て円建て取引(=顧客側に為替リスクを背負わせる)ですから・・・新聞などでよくあるコメントのような「円安メリット」は受けていない数字なのです。

ファナックは、住友金属鉱山ほどではありませんが(苦笑)、非常に慎重な予想見通しを出す企業なので、Q1決算での通期業績上方修正の発表はありませんでしたが、Q1の進捗率も昨年度より高いですし、個人的には期待してしまうQ1の数字でしたさくら


四つ葉ファナックの株価と業績の推移四つ葉


07年7月27日ファナックQ1決算


[追記]

HPにあるIRカレンダーによると、7月30日に決算説明会(アナリスト向け)があるので、機関投資家の買いに期待したいところですが。


☆ 日立建機(東証一部、6305)

好調です:

平成20 年3月期 第1四半期財務・業績の概況
平成20 年3 月期中間期・通期業績予想の修正に関するお知らせ


2008年3月期通期業績上方修正: 

 売上高  9100億円(前年同期比+20.3%/上方修正幅+4.6%) ← 8700億円
 営業利益 960億円(同+22.5%/+6.7%) ← 900億円
 経常利益 860億円(同+22.8%/+7.5%) ← 800億円
 純利益  480億円(同+31.5%/+11.6%) ← 430億円
 EPS  244.75            ← 220.72

油圧ショベルの世界需要について、当初計画より増加すると見込む(北米は公共投資・商業施設投資は堅調だが、住宅投資減少の影響を受け当初計画より減少すると予想する一方、中国、インド、豪亜、西欧、ロシア、中東の各地域とも当初計画より伸張、日本も堅調;鉱山機械の需要も、豪亜、米州、欧阿中東において依然堅調に推移)。

下期の予想為替レートは、米ドル115円、ユーロ155円。


☆ 住友金属鉱山(東証一部、5713)

平成20年3月期第1四半期財務・業績の概況

2007年4―6月期の連結業績は、非鉄価格の上昇を受け資源や金属・金属加工部門の収益が拡大、売上高が39%増の2963億円、営業利益69%増の609億円、経常利益80%増の714億円、純利益81%増の456億円と、非常に好調でしたが、通期予想は変えず。

商品市況は値動きが激しいので、慎重な見通しをせざるを得ないと思いますが、同社の業績予想の元となる商品価格・為替予想は以下の通り、保守的です:

        08年3月期予  07年3月期  06年3月期
銅($/T)     6000      6970      4097
金($/TOZ)    620       628.6     476.6
ニッケル($/LB) 16.00      14.02     6.63
亜鉛($/T)    3200      3578.7     1614.3
為替(TTM)(\/$) 110.00     117.03     113.32

ニッケルは在庫調整やロンドン規制当局による価格抑制で調整局面にありますが、他は概ね会社予想を上回っています。

尚、同社の連結売上高に占める海外売上高の割合は、32.9%(北米4.8%+東南アジア7.7%+東アジア+19.1%+その他1.2%)です。

ブリヂストンと同じく、「事故は買い・事件は売り」で、住友金属鉱山も本体の業務にはほとんど関わりが無かった子会社のJCOの臨界事故の時が絶好の買い場でしたね。私は残念ながら買えませんでしたが(苦笑)。

JCO事故後、同社の収益性は、商品価格の上昇もあって大きく改善し続けています(今期予想売上高経常利益率20.8%・ROE22.3%・ROA12.9%など)。

但し、商品価格の上昇にオンブしていた訳ではありません。商品価格が低い時期から地道に鉱山開発を続け、「非鉄メジャー入り」を目指して「自社鉱山率を高める(=川上を保有する)」同社の長期戦略が実を結びつつある、と考えています。

新日鉱ホールディングスの会社説明会でも鉱山開発のリスクとコストについて話を伺いましたが、鉱山開発は、長い時間とコストがかかり、更に開発に着手した鉱山か有望か否か判断が難しいという、非常にリスクのある事業で、技術と経験、大きな資本力が必要なのです。


☆ 住友チタニウム(東証一部、5726)

平成20年3月期 第1四半期財務・業績の概況(非連結)

残念ながら、昨年のように大幅な上方修正は無く、株価は低迷が続いていますが、「民間航空機向けを主体に国内外の展伸材向け需要が依然好調で需給はタイトのまま推移」「引き続き安定操業によるフル生産・販売に最優先で取り組」む等、業績は非常に好調で、今期も二桁増収増益予想です。また、高い利益率が全ての利益レベルで更に向上しています:

          2007年Q1   2006年Q1

売上総利益率     49.8%  ←  48.4%
売上高営業利益率   40.5%  ←  38.8%
売上高経常利益率   40.1%  ←  38.5%
売上高純利益率    23.4%  ←  22.9%


チタンは非常に有望な素材であり、また参入障壁の高い事業です。特に日本のチタニウム生産技術は世界的に見ても非常に高く、効率性の面で優位にあり、現物株は保有継続方針です。

また、同社は、多結晶シリコン生産でも大手ですが、財務優良企業ですので、チタンおよび多結晶シリコンの生産設備増強投資は基本的に自己資金で賄っています。

ではまたひよこひよこひよこ


さくらひよこひよこひよこひよこひよこさくら

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星祭りの事典星

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最終更新日  2007年07月31日 06時50分30秒
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