人材不足で
倒産や営業時間短縮を余儀なくされているという「ニュース」を目にするが、これが何を意味しているのか、もっと真剣に議論すべきだろう。宿泊業や飲食業だけの問題ではなく、既に公共インフラの維持にも影響が出ているのだから。バスの運転手がいないとか、既にシャレにならない事態になっている。もちろん、給料を上げればいいという問題ではない。いざというときの問題に関わっているということをちゃんと認識すべきだろう。医者がいない。看護師がいない。診療、手術がすぐできない。老人ホームの職員がいない。介護士がいない。インフラが老朽化して事故が増える。壊れたものを直せない。買い物だって満足にできなくなるだろう。遠くの店に行く手段がない。自分の何年何十年後の生活を想像するのも怖い。何でも金で解決できる一部の富裕層には関係ない話だろうが…。一億総貧乏化が加速度的に進む。そして誰もいなくなる。