単身おやじのひとり言

今日は遅れた仕事を済ませるために休日出勤しました。

行きの地下鉄での出来事ですが、とても元気なお婆ちゃんと

出会いました。きっと若い頃は『ハイカラさん』だったと

思わせる人で、圧倒されました。

目黒駅に到着しドアが開いた途端、ホームから大きな声、

「飯田橋にいきますか？」

周りの人は皆知らんぷり。

こりゃいかん思い、「行きますよ」と教えてあげたところ、

トコトコ歩いて隣の席に腰掛けられ、

「ご主人ありがとう。これあげる」となんとサイコロキャラメルを

差し出され、「いいですよ」と遠慮すると

「いいじゃないですか。私は人に物をあげるのが好きだから」と

不満そうに大きな声で言われたため、こりゃ拙いと思いありがたくいただきました。

それからがビックリ！

私が降車するまでのおよそ１０分間、お婆ちゃんが大きな声で喋りっ放しでした。

当然周りからは注目の的。

「私は８０歳」

「自分は九州の別府出身で、父が遊び人で母親は５人変わった。

そのために、ちゃんと学校に行けなかったんですよ。

だから娘が二人いますが、自分で食べていけるように大学と高等看護学校

に行かせました。でも、娘の旦那が堅物で仕事をさせないんですよ。

外科医なんですけどね」

「我が家は坪２００万で８８坪あるんですよ。売ってくれと何人か来られたが

売らないんですよ。お金があると危ないですからね」等々です。

いったいこのお婆ちゃんは何者？

内心、早く着いてくれ～の状態でした。

　　　　　　　　　　　　　
　いただいたキャラメル。懐かしい！