縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行
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☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」「第61話 闇夜の列車」 ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」 「私たちは見捨てられたんだ。だから壁に囲まれた収容所に住んでいるんだよ」 「私たちには悪魔の血が流れているからね。お前にお父さんがいないのもそのせいだ。お父さんはマーレ人だから、エルディア人と一緒にはいられないんだよ。マーレ人に生まれていれば...」 (そうだ。あの頃、俺はマーレ人になるために戦士を目指してたんだ...) 「誰が歩けと言った。走れ。薄汚い豚の末裔ども...」 「お前ら知ってるか。あと数年でパラディ島に攻撃を仕掛けるってさ」 (お、ジーク若いw) 「俺たちが巨人を継承する時が来たんだよ。俺たち7人の中から一挙に6人だ」 ライナー 「やった。これでマーレ人になれる」 ポルコ 「はあ? 何が『やった』だ。ひとり余るんならドベのお前だろ」 「お前の長所は何だよ。体力か? 頭脳か? ...お前が評価されたのは試験で綴ったマーレへの忠誠心だろ『島の悪魔どもは僕が必ず皆殺しにしてみせます』ってな」 「俺たちの任務をバカにするのか。それともお前はエルディア復権派の残党か? ...俺が隊長に報告してやる」 「てめえ... ざけんな、この野郎!」 (ライナー、ポルコに殴られ倒れる) 「島の恨み節くらい誰だって言えるんだよ。てめえはひとりで13年待つんだな」 「俺はマーレ人になって母さんと父さんと3人で暮らすんだ。13年も待ってられない...でも、あいつの言う通り俺ドベだから...」 「継承権を決めるのはポルコじゃない。それに忠誠心は大事だと思うけど...ねえ、アニ」 「え? 何? 聞いてなかった」 「でも、いいの? そんな目標があるのに...13年しかないんだよ」 「13年で英雄になるんだろ。パラディ島の悪魔を成敗すれば世界が救えるんだ。そしたら俺は世界一の自慢の息子になれるんだ...」 「はあ~なんか起きねえかなあ~」 「エレン。ここにいたんだ...」 「女型の巨人。こいつは何でもできる汎用性が強み。高い機動力と持続力に加え硬質化を交えた攻撃技は凄まじい破壊力だ」 「範囲は狭いが無垢の巨人を呼び寄せることもできる。レオンハートが最適だ」 (アニ・レオンハート) 「鎧の巨人は硬質化に特化した巨人。あの全身で体当たりすれば鉄の扉も破壊できるだろう」 「マーレの盾となり攻撃を引き受ける巨人には...(まあ...) 我慢強いブラウンが合っている。 (ライナー・ブラウン) 「顎の巨人は強襲型だ。小ぶりな分、最も素早く強力な爪と顎で大抵の物は砕ける」 「機転の利くマルセルに託した」 (マルセル・ガリアード) 「獣の巨人は相変わらずだ。他より多少デカいってだけの巨人がまさか投球技術でここまで恐ろしい兵器になっちまうとはな」 「何よりやつの血には秘めた力がある...」 (ジーク・イェーガー) 「車力の巨人は並外れた持続力で長期間の任務に対応できる。用途に合わせた兵装も可能で作戦の幅が広がる」 「判断力のあるピークで間違いないだろう」 (ピーク・フィンガー) 「そして超大型巨人。破壊の神だ」 「フーバーなら使いこなせるだろう」 (ベルトルト・フーバー) 「島の悪魔どもには同情しちまうよ。ある日突然アレが殺しにやって来るんだからな」 「確かに新設の戦士隊は先代より能力が上。だが軍の決定には疑問がある。子供に始祖奪還計画を託すなど俺には正気とは思えん」 「そうか? たった今その子供たちが国をひとつ潰して見せたじゃないか」 「おかしいだろ。なんでドベのお前が選ばれるんだ。どんな手を使いやがった」 「へっ、ドベはお前だった。それだけだろ。ポッコ」 「てめえー」 「ポルコ。お前軍の決定に逆らうのか...ライナー。すまない」 殴り掛かるポルコをマルセルが止めるそしてライナーに謝る。 「父さん。そうなんでしょ。母さんは僕が生まれる前この兵舎で働いていた。そこで母さんと、カリナ・ブラウンと会った...ほら見てよ。僕と母さんは名誉マーレ人になったんだ。ここで一緒に暮らす...」 「ふざけるな。あの女に言われて来たんだろう。俺に復讐するために...よりによってガキを戦士に。お前の出自が調べられたら俺の一家はおしまいだ...俺は逃げきってやるからな。お前らエルディアの悪魔の親子から」 『...父なんかいなくても俺は鎧の巨人を託された選ばれた戦士。島の悪魔から皆を救い世界の英雄になるんだ』 「やっぱり夜道はあまり進めなかったな...」 「本当に壁を破壊しても壁の王は始祖の巨人を行使しないのかな...」 「いまさら何言ってんだ。マーレの研究を信じろよ」 「そうだ。後戻りはできない。俺たちは明日、壁を...」 「...まさか島の悪魔を殺すことをためらっているのか? やつらが何をやったか忘れたのか。俺たちは世界を代表して悪魔を裁くべく選ばれた戦士なんだ」 「すまない。ライナー、すまない。お前は本当は戦士に選ばれるはずじゃなかったのに...俺がお前を持ち上げたり弟を貶めたりして...軍に印象操作したんだ...」 「は?」 「俺は...弟を守りたかった。すまない...ライナー、すまない...」 「なんで...謝るんだよ...」 (さまよっていた無垢巨人のユミルと遭遇。ライナーを庇ってマルセルはユミルに食われる。ライナーは逃げ出す) 「長距離走であんたに負けたの初めてだよ...すぐにあの巨人を押さえておけば顎を失わずに済んだのに...もうマルセルは帰らない...もういい、帰ろう...顎を探して帰る。どこかで人の姿に戻っているはずだ...どのみちマルセルの指揮なしじゃ任務を果たせっこない」 「待て。ダメだ...帰れない。このまま任務を続行するんだ」 「確かに、あんたはこのまま帰れば鎧をはく奪されて次の戦士に食われる。私の知ったことじゃないけど...」 「俺だけだと言い切れるか。3人とも逃げた責任を俺だけが問われるのか? 自分たちだけは粛清されないと確信をもって言えるか?...顎の回収も得策じゃない。そいつが顎の巨人を使って逃げたら俺らの巨人じゃ捕まえられっこない...とにかく、このままじゃ俺たちはおしまいなんだよ。始祖を獲得しなきゃもう故郷には帰れないんだ」 「何で...その冷静さの100分の1でも発揮してくれれば、顎もマルセルも失わずに済んだのに...自分の身を守るためなら私たちを脅すってわけ?...」 「...マルセルが必要なら俺がマルセルになるから...これが俺たちが故郷に帰る唯一の手段だ...帰ろう。みんなで...故郷に...」 そして... その日、人類は思い出した。やつらに支配されていた恐怖を。鳥かごの中に囚われていた屈辱を... (と第1話のナレーションを思い出した) 超大型巨人の中のベルトルトは、 エレンの母カルラを食べた巨人(ダイナ)と遭遇していた。 『俺は戦士になりたかった。母の願いを叶え父と3人で幸せに暮らせると思ったから。でもそんなことを望む父はどこにもいなかった。母は叶わないとわかっている夢を見続けていた...俺は選ばれるはずのない戦士で今日死ぬはずだった...なんで謝った...なんで俺なんかを助けた...』 『嫌だ。まだ終わりたくない...』 『まだ何もわかってないんだ』 ウォール・ローゼへ。 「アニ...ベルトルト...ごめんな...マルセル。俺、本当の戦士になるから...」 (いた。エレン、ミカサ、アルミン) 「問おう。貴様は何しにここに来た」 「人類を救うためです」 「俺の村はウォール・マリアの南東の山奥にあった。あれは明け方だった。やけに家畜が騒がしく耳慣れない地響きが...急いで窓を開けたら...(窓の外から巨人が覗いていた) その後は覚えてないが馬に乗って逃げたんだ...ちょうどお前らぐらいの子供を3人残してな...」 (ベルトルトがエレンに話していた故郷の話はこれだね) 「よう嬢ちゃん。こんなジジイをつけ回すとは、なかなか男を見る目があるようだな」 (ケニーだ) 「...母から父親の話を聞かされて育ったから一目でわかって...」 「そりゃ感動的だな。パパにハグしてほしけりゃ、まず両手を上げろ」 「絶対にないと言い切れるの?」 「妹に誓ってねえな。そいつは俺が一番笑えない冗談だ」 「ひどいよ...パパ」 (アニ逃げる) 「あんたたちが友だちと遊び疲れてぐっすり眠る頃、私は王都のドブの中を這いまわった。あいつがいたんじゃ、もう限界...集めた情報を持ってマーレに帰ろう。どんな情報でも歓迎してくれるよ」 「本当にそう思っているのか。この5年の成果を持ち帰ればマーレは失望するだろう」 「じゃあ何? どうしろっての?」 「ウォール・ローゼを破壊する。始祖の巨人をあぶり出す手段はもう他にない」 「あんたらの友だちは大勢死ぬね」 「何度も言ってるだろう。やつらは友だちじゃない。悪魔だ。だが信頼を得るのは損じゃない...」 「吐きそう。これ以上顔を近づけないでくれる?」 ベルトルト 「ずっと同じ夢を見るんだ。開拓地で首を吊ったおじさんの夢だ。何で首をくくる前に俺たちにあんな話したんだろうって...」 「エレン。少し休め。死んじまうぞ」 「くそ...ライナー...どうやったらなれる? お前やミカサみたいになるにはどうやったら...このままじゃ俺は何も果たせず終わっちまう...」 「ただやるべきことをやる。ただ進み続ける」 「それしかねえだろ」 「ああ、そうだよな」 「巨人を一匹残らず駆逐するんだろ。お前ならやれる」 (おおー出た神画) (引き金を引こうとした時、ファルコが壁ドン「くそ、このままじゃダメだ」) 「そうだ。俺にはまだあいつらが...」 「病院...」 「おーい」 「経過は順調みたいですね。会話できるくらい回復して...」 「まあな。ここに心的外傷の治療に来ているが俺のは嘘だ。記憶障害で家まで帰れないってことにしてるが本当は帰りたくないだけだ。今は家族に顔を合わせづらくてな」 「病院の人に言うか? 」 「そんなことは、しませんよ」 「ケガしてるな。戦士になるための訓練か?」 「ええ。でも俺はなれません。同じ候補生に優秀なのがいて...俺の出番はなさそうです」 「それはよかった。君はいいやつだ。長生きしてくれるなら嬉しいよ」 「でも俺はそいつを戦士にさせたくなくて...」 「どうして? その候補生は女の子か?」 「ここじゃ有名なやつですよ。この前の戦争でも活躍したくらいで...誰だって次の鎧はあいつがいいって言うはず...でも俺は力がないから何もできないまま終わるんだ」 「俺はここに来て毎日思う。何でこんなことになったんだろうって...心も体も蝕まれ徹底的に自由は奪われ自分自身も失う...こんなことになるなんて知っていれば誰も戦場なんかに行かないだろう。でも皆何かに背中を押されて地獄に足を突っ込むんだ。大抵その何かは自分の意志じゃない。他人や環境に強制されて仕方なくだ。ただし自分で自分の背中を押したやつの見る地獄は別だ。その地獄の先にある何かを見ている。それは希望かもしれないし、さらなる地獄かもしれない。 「それは...歩み続けた者にしかわからない」 ★次回 『手から手へ』
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