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テーマ:アニメあれこれ(27219)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
進撃の巨人 #68 義勇兵☆前のお話は → 「第60話~第67話 あらすじまとめ」 ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」 アルミン:「君は、こんなことを聞かされても困ると思うけど、聞いてほしいんだ。3年前のあの時。あの時ならまだ、何かを変えられたかもしれない...」 【3年前】 「隊長。先遣隊が上陸して2時間、音沙汰なしです」 「第2、第3調査隊に準備を急がせろ」 「戦士隊を打ち負かし世界を脅かす悪魔の島。何としてでも、その実態をマーレに持ち帰るのだ」 悪魔(巨人)が現れ船ごと担いで運ばれる。 「マーレのみなさん、こんにちは。パラディ島へようこそ~私はハンジ。はるばる海を渡っていらしたお客様をお迎えする者ですぅ。ああ、どうぞこちらでお茶でも楽しんでいってください。ちなみに、お一足お先にお越しのお連れ様のお客様とは、すでに仲よしで~す。だよねニコロく~ん」 (後ろでリヴァイが刃物を突き付けている) 「隊長。私にかまわずこの悪魔どもを撃ってください」 「な、何を言いだすんだ。ニコロくん」 「お前の三文芝居につき合う気はないってよ」 「よく聞け悪魔ども。マーレは穢れた血に貸す耳など持ち合わせていない。穢れた連中と豚の小便をすするような真似はしない」 「はあ? いいのかな。そんな悪口言って。後ろの巨人が見えないのかなあ」 (ホイ。後ろの巨人) 「悪魔の力などに屈するものか。これがマーレの挨拶だ」 と言って撃とうとした隊長が撃ち殺される。 「何の真似だ。イェレナ」 イェレナ:「武器を捨てるんだ」 「お前ら...」 オニャンコポン:「言うとおりに」 「ハンジさん。お招きいただき光栄です。お茶...しましょう」 (そして巨人を見て) 「会いたかったよ...エレン」 コニー:「あのデカい女、仲間を撃ち殺しやがったぞ。いったい何が目的なんだ」 ジャン:「さあな。敵であれ味方であれ、信用できねえのは確かだ」 ミカサ:「サシャ、寝ないで」 アルミン:「でも、話し合うことができて情報が手に入るなんて、とてつもない幸運だよ」 エレン:「ああ、本当に運がよかった。敵の上陸を阻止できたのは偶然だ。マーレが本腰を入れれば、こんなもんじゃ済まねえ。なんとかしねえと」 「なるほど。こうやって何発も撃てるわけか」 「それらがマーレ兵の基本装備です。マーレ兵は一師団あたり約2万人で構成され総員50師団。約100万人になります」 「それら陸軍に加え21隻の戦艦から成る3つの艦隊を有し、その他、新兵器の進歩も目覚しく、航空戦力にも力を注いでいます」 「コウクウ...?」 「チッ。ビビッてんじゃねえよ。なめられるだろうが」 「要するに海や壁を越え敵が空から現れる移動兵器のことです」 「ええっ、空から来るの?...そんだけの力を持ったマーレ様が少なくとも1年間、まともに攻めて来なかった理由って...何?」 「主に理由はふたつ...」 \(゜ロ\)(/ロ゜)/ (踊ってるしw) 「ひとつは島に放った無垢の巨人が最新鋭の兵器をもってしても、いまだ上陸困難な障害であること。マーレがエルディア人を壁の中に幽閉するための政策でしたが逆に進軍からエルディアを守る存在となっていたのです...しかし、もうすぐ夜が明ける。巨人が活動する頃、ですよね。今、我々が壁の外でのんびりお茶できるということは、島の巨人をすべて殺してしまった...ということでしょうか」 「だったらどうする。何とかしてマーレに伝えるか」 「いや。素晴らしい。期待以上だ」 「ふたつめの理由は?」 「現在マーレは複数の国と戦争状態にありパラディ島どころではないというわけです。あなた方はマーレが誇る戦士隊を打ち負かし、さらに超大型巨人や女型の巨人といった主力兵器を奪った。マーレは敵の多い国ですので諸外国は瞬く間に団結し戦争の火ぶたが切られたのです」 「するとあなた方はマーレに恨みを持つ亡国の民でありマーレ軍に潜入する諜報員のようなものなのかな...やっぱりマーレに背くからには、それなりの動機と後ろ盾がないとね」 「諜報などと呼べるような代物ではありません。マーレに故郷を奪われ兵士として徴用された我々は、とても非力で、あの大国にあらがう気概は失われつつありました。彼に導かれるまでは...」 「マーレや世界の人々が悪魔と呼んで恐れる巨人。私にはまったく別のものに見えた」 「神です。無力な私たちに希望を見せてくれました。私たちはジーク・イェーガーの命を受け上官を撃った、反マーレ義勇兵です」 「その目的は全エルディア人の解放」 「ジーク・イェーガーの要求は以上です。すべては生存が危ぶまれるエルディア人の救済を目的...」 「論外だ。そんなバカな話に乗るものか...」 「相手は獣の巨人だぞ。ラガコ村の村民を巨人に変え壁内を恐怖に陥れ調査兵団を壊滅寸前まで殺戮した張本人がそうぬかしたのか」 「やつらの目的は終始一貫して始祖の巨人の奪還。力ずくがダメなら口八丁手八丁つくせと言わんばかりだな」 「それは敵さんも承知のはず。まずは団長殿の話を聞こうではないか」 「ジークいわくエルディア人の問題を一気に解決する秘策があると。その秘策を行う条件として必要なものが、始祖の巨人と王家の血を引く巨人。ふたつが揃えば世界は救われる。ただしその秘策を明かせるのは条件が揃ってからだと」 「聞くに堪えん。ずいぶんと低く見積もられたものだな...」 「それは本当です。思い出したんです。俺が一度だけ始祖の巨人の力を発動させることができたのは、王家の血を引く巨人と接触した瞬間でした」 「その巨人は父の妻であった、ダイナ・フリッツに違いありません。ダイナの息子であるジークは解明したのでしょう。不戦の契りを出し抜く術を。我々エルディア人に残された唯一の希望を。壁に潜む幾千万もの巨人で世界を踏み潰す『地鳴らし』の発動条件を」 「お前。どうして今までそんなことを黙っていやがった」 「ヒストリアの身を案じたからです。俺の不確かな情報で巨人にさせるわけにはいかないと思っていました」 「軽率な判断であったことを認めます」 「あとでじっくり聞こう」 「しかし、それが本当だとするとジークの秘策にも筋が通る」 「正気か連中を信用する気か」 「そうだ。敵兵を大勢島にとめておけば何があるか知れないぞ」 「全員縛り首にすべきだ」 「いえ、そうもいきません。マーレの調査船からこの島を守るためには、義勇兵の力が必要なのです。彼女らの無線通信がなければ...」 「...こちら第二次調査船団」 「よかった...船が座礁して...」 「ずっと助けを待ってた」 「すぐに向かう...安心しろ。二隻の調査船で向かっている」 「おーい。無事か。もう大丈夫だぞ」 「超大型巨人...どうして...」 「あれは敵だ。急げ、飛び込め。逃げろ」 「穢れた悪魔の汚らわしい島へようこそ」 「もてなしてやるよ。豚の小便でよろしければな。断ってもいいが上陸許可は下りない。悪いが泳いで帰ってくれ」 「あの頃は楽しかった。確かに僕たちエルディア人は世界から恐れられ憎まれている。まだ顔も知らない海の向こうにいる人たちから」 「でも海の向こうにいる人たちは、敵だけじゃなかった」 「そして世界はずっと複雑で、知らないことだらけだった」 サシャ:「ところで、オニャンポコンは何で肌が黒いのですか?」 「俺たちを創ったやつはこう考えた。いろんなやつがいたほうが面白いってな」 「君たちユミルの民も同じさ。俺たちは求められたから存在する」 「誰が僕らを創ったの?」 「始祖ユミルに力を与えた存在。神だよ」 「そう考えるやつもいる。考えるだけなら自由だろ」 「何だよ、この料理」 「これ食えんのか」 「生臭そう」 「海の幸は初めてですか。ニコロはマーレ料理の達人なんですよ」 「...嫌なら食うなよエルディア人。お前らなんかに食わせて...」 「ああ、うまい...」 「ニコロさん。あなたは天才ですぅ...こんなの初めてで...」 「汚ねえ食い方しやがって...まだまだあるから、ゆっくり食え」 ( *´艸`) 「もうすぐ港が完成するんだ。マーレの工兵の力を借りたら凄く早く進むようになってさ」 「よく協力してくれたね」 「そりゃ最初はお互い疑心暗鬼でうまくいかなかったよ」 「でも、時間をかけて、肩書を抜きにして、人同士向き合えば、きっとわかり合える」 「アルミン。ベルトルトの記憶は何か見たか」 「いや、役に立ちそうなものは何も」 「時間がねぇぞ。ジークの寿命はあと3年も無ぇ」 「そのことなんだけど、このままイェレナたちを作戦どおりに進めていいのかな」 「何か問題が?」 「本当に地鳴らしで世界を脅すことでしかエルディア人を守る術はないのかなって。それじゃ本当に世界を恐怖に陥れる悪魔だ」 「そうなる前に話し合えないのかな。マーレや世界中の人と話し合って誤解を解けば...」 「誤解? 誤解って何のことだよ」 「だから僕たちは怖くないって...」 「世界から見れば俺たちは巨人に化ける怪物だ。そこに誤解はないだろ」 「でも、なかよくなれたマーレ人もいる」 「何人だ? ほとんどのマーレ人は収容所の壁を睨みつけてるんだろ」 「時間をかければ...」 「そう、時間が必要だ」 「そうだ。時間を稼ぐためには手出しできねえようにしてやるんだ」 そして、サシャが... 「本当に僕たちは正しかったのかな。もしかしたら別の道があったんじゃないかって、そればかり考えてしまう...僕は誰よりもエレンを理解しているつもりだった。ミカサよりも。でも、もうわからない」 「おい。お前マーレ人だろ。ここに何しに来やがった。マーレに殺されたエルディア人の墓地に...」 「待ってください。こいつは俺たちで何とかしますんで...すみません。ここは...」 「マーレ人なんか近づけるんじゃねえよ」 「おい、ニコロ。大丈夫か」 「クソっ、何でだよ。ホントにサシャは死んだのか...何で...お前ら何やってたんだよ」 (お墓の文字。逆さにするとカタカナで「サシャ ブラウス」それと下は「ゴチソウトネムル エイエンノ」かな?) *記事の最後にオマケ逆さ画像追加 「飛行船に乗り込んできた子供に撃たれたって、そんなバカな話があるかよ...」 「ただの女の子じゃない。訓練されていた」 「戦士候補生か...」 「俺の油断があった。すまない」 「何で俺に謝る。俺はただ飯を用意していただけだ」 「あいつに美味いもんいっぱい食わせてくれてありがとな。ニコロ」 「お前はどうなんだよ。コニー」 「俺とサシャは双子みてえなもんだった。自分が半分なくなっちまったみてえだ」 「娘が世話になったようやね」 「あの...俺は捕虜のマーレ人ですが料理人として就労許可を持っています。娘さんは俺の料理を誰よりもうまそうに食べてくれました」 「だから...もしよかったら...俺の料理を食べに来てください」 「もちろん、タダなんやろ」 「はい」 「戦勝と報じたわけか。恐ろしいね、何も知らないってのは」 「お前を殺して死体をマーレに送りつける。陰謀が明るみに出る。祖父祖母の命はないだろうな。だが、お前の言う秘策とやらが本物なら切り刻むのを少し待ってもいい。俺はどちらでもかまわない」 「寛大なお言葉に感謝いたします。だが、俺をエレンと会わせるのが先だろ」 「そう急ぐな。お前に最上級のホテルを用意したんだ。まずはそこで、ゆっくり休んでいただこう」 「なあ。睨むのやめてくれないか」 「マーレから奪ってきた巨人化の薬は、これですべてです」 「しかし、複製は困難でしょう」 「いや、これだけあれば十分であろう。本当に何と感謝を申し上げればよいことか。諸君らには借りしかない。無知な我々を希望へと導いてくれた。諸君らの有志を疑うことは悪魔の所業に等しくあろう」 「この3年間。エルディア人の友人であることを証明してきたつもりでしたが、残念です。私たちが持ち込んだこの銃は、エルディア人に自由をもたらす銃なのに」 「虫のいい話ですまんが、我々の弱さにしばしの間だけ目をつぶってくれぬか。ジークに枷をかけぬわけにはいかんのだ」 「かまいませんよ。ピクシス司令。すぐにまた我々と食卓を囲む日が来ますから」 「俺のホテル、これ?」 「何か不満でもあるのか。巨大樹の森だ。これ以上お前にふさわしい宿はねえよ」 「立体機動でたくさん遊べそうだしな。なあ、リヴァイ兵長。ガビとファルコにもこの雄大な自然を見せてやりたいんだが」 「チッ。ガキが雄大な自然を拝めるかどうかは、お前次第だ」 「エレンはひとりでも、やるつもりだった。エレンに協力しても見放しても最悪の選択になっただろう。とにかく大勢の人間を殺した。戦艦も軍人も民間人もすべてを巻き込んで、突然すべてを奪った。でも、あの軍港が健在だったら、すぐさまマーレ軍はこの島に報復攻撃しただろう」 「和睦の道は断たれた。けど、やるしかなかった。あの日の君たちのように...」 「ねえ、アニ。何か答えてよ」 「勝てなきゃ死ぬ。勝てば生きる」 「戦わなければ勝てない。戦え。戦え...」 【オマケ】サシャのお墓 ★次回 「正論」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.13 15:30:37
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