ブロッケン
「昔の山の写真を引っ張り出してきてスキャンしてお見せする」コーナーです。今日は私の小さくて見えない写真ではありません。ブロッケンの写真を見つけたのでご覧ください。例によってですが、見えるかな? img015_SP0000 posted by (C)たがめ48内側が青い虹の輪っかみたいなの、わかります? 奥穂高で撮った写真です。時間は夕方、17:00前頃かな。朝も見えることあるけど、山ではほとんどこの時間に見ました。山小屋に着いて荷物もおろして、夕食前ののんびりしている時間です。もう1枚ね。 img014_SP0000 posted by (C)たがめ482枚だけ見つけました。実は何度か見たことがあって、山ではそれほど珍しくない現象だと思っていました。飛行機の中からも見たことがあるのですが、その時「すごく珍しいことだからラッキーだね」と隣の席の人に言われたのを思い出して探してみました。写りは悪いけど、何かいいことありそうな気がするでしょ。虹の輪っかの中にあるのは、見ている人の影。写真に写っているのは私の影です。ブロッケンに手を振ると向こうで私の影が手を振ります飛行機の中から見た時は、輪っかの中には飛行機の影が写っていました。不思議な光景です。この説明を始めると長くしつこくなります。前に 「朝焼け、夕焼けの空が赤いのはなぜか」 を説明した、レイリー散乱の記事で反省しました。下に引用をそのままつけておきます。ちなみにブロッケンは、レイリー散乱ではなくて、ミー散乱になります。もし見てなくて、読みたい人は上の下線部をクリックしてね。しつこくてまとまりない記事だけど。 :wikipediaより引用。ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう、Brocken spectre)は太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。 光輪 (グローリー、glory(英語))、ブロッケンの妖怪(または怪物)などともいう。ブロッケン現象は、霧の中に伸びた影と、周りにできる虹色の輪(ブロッケンの虹)の二現象をまとめて指している。両者とも霧の中のいたるところで起こっており、霧が見る人の間近にあるとき、奥行きと巨大さを感じる場合がある。虹に比べて、見かけの大きさは10分の1程度と小さく、光の輪は何重にもなる場合がある。また、見る人の影が十分小さければ、中心点にも輝点が見られる。内側は青色で、外側は赤色。水滴が起こすミー散乱の後方散乱が、光の色(波長)によって異なる角度依存性を持つ事によっておこる。ミー散乱を起こす粒子は雨粒に比べて非常に小さい(虹は雨粒による屈折と内部反射によるものである)。名前の由来はドイツのブロッケン山。ハルツ山地の最高峰 (1,142m) である。日本では御来迎(ごらいごう)、山の後(御)光、仏の後(御)光、あるいは単に御光とも呼ばれる。これは、古くは阿弥陀如来が『観無量寿経』などで説かれる空中住立の姿を現したと考えられていたためである。槍ヶ岳開山を果たした僧播隆の前に出現した話が有名。ブロッケン現象は山岳の気象現象として有名で、尾根の日陰側かつ風上側の急勾配の谷で山肌に沿って雲(霧)がゆっくり這い上がり、稜線で日光にあたって消える場合によく観察される。その他にも航空機から見下ろす雲や、平地の川霧等に現れることがある。航空機からブロッケン現象を撮影・観察しようとする場合は、席は太陽の逆の席を取るほうがいい。朝方か夕方がいいが昼でも見えることがある。稀であるが、飛行機のスクリーンに映しだされることもある。条件があえば、平地でも観察することができるふと思ったんだけど、ブロッケンて、動画を撮ったほうがきれいに見えるかもしれませんね。機会があったら、トライしてみます。ところで、本日の夕日ですが、出かけておりまして、途中で撮ったのですが、あまり夕焼けではありませんでした。雲に太陽が隠れたので、諦めて家に向かっていたら、空がオレンジ色に染まってきました。慌てて、また例によって路肩に車を停めて撮影しました。というわけで2枚ご覧ください。 PIC_0183 posted by (C)たがめ48 DSCF3102 posted by (C)たがめ48いやあ、もう冬ですね。昨日、初雪が降りましたが、山もかなり白くなっています。残念ながら、早い時間に写真を撮らないと雲で見えなくなってしまいます。この週末は、早起きしてお出かけして、冬の便りをお見せできるようにしたいと思っています。今日はこれから遠出して、イルミネーションを探してこようかと思っています。友人が送ってくれた写真もあるので、私も上手く撮れたら、来週は「イルミネーション特集」ができるかも。それでは今宵も美味い酒を飲まない方も、素敵な夜を