今日読んだ本
砂漠の花(2)
父亡き後、カリュンフェイが女王になってから半年が過ぎた。
謀叛を企てた反逆者は裁かれ、
刺客を放ったシルヴァス公国とは謝罪交渉が行われていた。
そして、カリュンフェイは新たな計画のため、
王宮に海軍の精鋭である四提督を招く。
謝罪の証として、
マーバンの地の完全譲渡を受け入れた
シルヴァスの公子との会見の場へ向う際、
護衛を頼むためだ。
だが、それは女王としての護衛ではなくて。
砂漠の花(3)
シルヴァスの公王の訃報が、
カナルサリの女王カリュンフェイのもとに届く。
それは弑逆であり、
カナルサリに時間的猶予を与えるものとなった。
カリュンフェイはその時間を使い、
開戦後の戦況を有利な方向へと導くため動き出す。
しかし、そんなカリュンフェイの身に、
再び暗殺の魔の手が忍び寄ろうとしていた。
それは、かつてカナルサリに故郷を滅ぼされ、
復讐を誓い生き抜いてきた男で...。