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テーマ:おすすめ映画(4069)
カテゴリ:ドミニク山田のおすすめ日記
隠れた名作映画「番格ロック」だ!冒頭からしてすでにカッコ良い。 東映オープニングタイトルに重なるは、キャロルのジョニー大倉の甘い歌声で 「I’m just a lonely girl」、すなわち「番格ロックのテーマ」だ。 そして街を練り歩く不良少女のグループ・・・そこにテロップ。 「ここに番格と呼ばれる少女たちがいる。番格とは番長以上の実力をもちながら 一匹狼の用心棒としてケンカに明けくれる番長グループである。」シビレル言葉だね。 ジョニーの”いつまで一人きりで~愛を探してる~”の歌にあわせて真っ赤な文字で タイトル「番格ロック」がバーン!”格”の口の中が星型になっているのがロックしてる。 ストーリーは赤羽百人会と池袋騎兵隊という不良グループの抗争がベースだ。 溜まり場で副番長が「赤羽百人会、なんでもつ?」と問いかけると全員で「総番長でもつ。」 「総番長なんでもつ?」「番格でもつ。」と答える。 「番格と番長は同格。総番長を助けて番を張る。腕と度胸の一匹狼だよ。」 何と重々しく、厳格な掟であるか。現代の不良達にも聞かせてやりたい。 細かいストーリーはネタばれになるので詳しくは書かないが、百人会の番格、 由紀子(山内えみ子)と対立する騎兵隊の番格、アラブの鷹との女子少年院での出会いから 一対一の決闘(双方の武器が研ぎ澄まされた裁断バサミをふたつに分けたモノ!)、 お互いの友情以上の結びつきがからみあい物語を深くしている。 そこにやっぱりからんでくるヤクザ者(大人達)の汚い手回し、裏切り、 そして大人になっていく事への喪失感が淡々と描かれる。 単なる暴力アクション映画とは異なる、傑作映画だと私は思う。 そして残念ながら本作もまたビデオもDVDも未発売。 東映チャンネルをチェックしていれば見られるかもしれない。 昭和残唱/大西ユカリと新世界[CD] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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