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カテゴリ:Guitar
状態は修理痕以外は良好といって差し支えないでしょう。いい感じ。この程度のキズやスレを気にするなら古いギターは所有できませんね。ボディの面取りは大きく、くっきりシャープなので、一見これより後に製造されたSGよりもボディが薄く見えます。初期型SGの特徴です。指板はこれまた美しいハカランダで、通常のローズウッドよりも黒っぽくて艶があります。いいなあ、やっぱり!トラスロッドカバーにはちゃんとLes Paulと刻印があります。ピックアップセレクターは交換されているのでしょう、取り付け用のリングのギザギザが粗かったなあ。でもなんといってもこのギターの目玉はPearl Inlaid Ebony Tailpieceでしょうね。美しいエボニーの飾りがショート・ヴァイブローラに取り付けてあります。また、アームバーは独特のあのお医者さんが使う舌を押さえる・・・ほれ、オエッとなるあれ・・・みたいなのがついています。さすがに怖くて操作しませんでした。 僕が気になったのはネックのヒール形状。これは初めて見ました。綺麗な半円ではなく、少々とがった感じ。プレイに影響はもちろん全くありません。というか・・・そんなの僕のような人以外誰も気にしないぞ! アンプにつないで弾いてみます。クリーンに近い弱クランチで、ピッキングで歪みを調整してみましょう。・・・Whoa!! It's as clean as the 1961 SG/LP standard John played in Nashville!! Also, it screams like my 1964 SG standard.これは素直!強く弾けば暴れようとしますし、弱く弾くとクリーンそのもの。ピックアップは交換されていますが、何かなあ?聞いておけば良かった。アンプはフェンダーのHot Rod Deville。 僕は家に同じ年代のSGがあるので、レア仕様だという以外は「オールドだ・・・!ドキドキ・・・」というのがありません。ですから盲目的に「さすがオールド、いい音してるわ!」と舞い上がったりはしません。でも、このSGはいい音で鳴ってくれました。うん、これは古いSGだ!ピックアップとか回路とかは極端に言えばどうにでもなるのですが、ボディだけは当時のものと同じものを用意するのは至難の技ですから、古いSGが欲しい人にはいい選択だと思いますよ。こんな書き方をすると傲慢と思われるかもしれませんが、決して自分のSGを自慢しているのではないので誤解なきよう・・・。 どうです?あなたも古いSGを一本・・・?レアパーツ付きなので資料的価値もあるよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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