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カテゴリ:Music/Movie/Play/Art
僕はひょんなことからあるメッゾ・ソプラノの方を知っておりまして、その方の出るコンサートに年に一回か二回行きます。今日はその方、牧野さんが出演される「出口武とその仲間たち」というコンサートへ行きました。
今回のテーマはヴェルディのオペラ。I部がリゴレット、II部がトロヴァトーレでした。牧野さんはII部の第三、第四幕で歌われました。毎回驚かされるのはそのパワー。母と同じくらいの年齢の方なのです。小柄な方なのですが、一体どこからそんなに素晴らしい声が?という感じです。このグループを率いる出口さんもさすが!歌だけでなく演技も素晴らしいです。 それにしても・・・歌と言うのは難しいものですね。楽曲の難しさもありますが、発声や発音、音程、感情移入・・・色々な要素が複雑に絡み合いますからね・・・。僕が気になったのは、出演されている歌手の方々にちょっと元気がないというか、思い切った歌い方をされてない方が何人かいらしたことです。丁寧に歌おうとされているのか、平坦に感じました。佐渡裕さんも仰るのですが、ロックやってる人はそういう面では長けているんです。ロックは・・・動きますよね。ダイナミックと言うか感情を出すというか。その辺りのダイナミズムがクラシック歌手にあったほうが僕は良いと思うのです。僕の好きな三大テナーはかなりダイナミックです。だからこそ僕は好きなんです。シャンソンの発表会に出たときにも感じたのですが、考えて歌うんじゃなくて感じるままに歌うことがみなさん苦手なようです。僕がそういうのがうまいと言うんじゃないですが、みなさん上手いのに平坦なんですね。自分を出さないと言うかなんと言うか。うまく歌おうということに神経を集中しすぎてる気がします。だから自分の思ったように行かないとすごく不満ですよね。今日それぞれの演目の最後に歌手の方が全員ステージに集まってお客さんにお辞儀されていましたが、笑顔のない方が何人もいらしたのが残念でした。せめて最後はお客さんに笑顔を見せていただきたかった。お疲れなのはわかるのですが、お客さんだって長い上演で疲れてますからね。YORIママも同じ意見でした。機嫌の悪いリッチー・ブラックモアなら何してもいいけど! 帰りに新京極の「きっしょう」でうなぎを食べました。うなぎ丼と茶そばセット。茶そばは・・・サラダ仕立てですが、失敗ですね。そばつゆじゃなくて和風ドレッシングがかかっていて「食べられるけどヘンな味」でした。 あっ!閉会式にジミー・ペイジが! ぐわああああ!!閉会式にプラシド・ドミンゴが!!!・・・口パク?僕は口パクでも気にしないけどね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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