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2008.12.15
カテゴリ：Guitar
久々にETSGに面白いSGが出ましたよ。新しいメンバーが「サイゴンのゴミ置きで拾ったんだけどこれはなんだろう？」とスレッドを立ち上げています。彼曰く「ネックは太くて重いからネックが下がる」らしいです。また、「ハムバッカー用にルーティングされてるからヴィンテージではないようだ」らしい。では写真を見てください。
 これ。なんじゃこれは？？変わってますね。  うわー・・・まさにコウモリのようなピックガードです。60年代後半のSGのラージピックガードは「バットウィング」と呼ばれることがありますが、これはまさにバットウイングですね。それに・・・  コントロールの配置が不思議です。しかもスイッチおかしなところにあるし。使いにくいし。  ヘッドにはギブソンロゴが。本物っぽいですが、どうだろ？ さて、これは現行のスペシャルを改造したように思えますが・・・果たしてそうかなあ？彼はヴィンテージではないだろうと踏んでいますが。先に僕の見解を言うと、これは60年代前半のSGジュニアをアホみたいに改造してしまったものではないでしょうか。理由は・・・ １．ロゴがインレイではない ２．ネックが太い ３．ネックバインディングがない ４．ヴォリュームとトーンの配置 ５．元からスイッチがない ６．元のブリッジがTOMではなさそう ７．ネックジョイント付近に段差がある ８．ボディのクラックの様子 ９．ボディの面取り ４についてですが、向かって右側の二つは元からの位置です。向かって左の二つはヘンな位置なのであとからつけたものでしょう。また、５ですが、もしスイッチがあってもピックガードに隠れるような位置ではないと思います。ということは最初からスイッチがないモデル。イコールジュニアですよ。60年代のものでは？と思う根拠は７と９です。ネックジョイント部に段差があるのは60年代前半のモデル。最近の製品では61リイシューです。ボディの面取りは大きくてとてもシャープですよね。これも60年代前半のようです。では、64年製のSGジュニアの写真を見てみましょう。  これ。ほらね。説得力あるわ～。現行のSGスペシャルの写真を見てください。  これ。ほらね。これを改造したってああいうふうにはなり得ない。 多分・・・恐らく・・・合ってると思うけど・・・違うかもしんない！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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