カテゴリ:Modify/Restore
こうしてオーヴィルをいじっているとオリジナルのSGとくらべて違和感を感じることが多いのですが、一体それはなんだろうと思ってじーっと観察する回数が増えてきました。
オーヴィルは確かに全体的にはよく似ています。エピフォンはぱっと見た形がSGというだけで間違い探しすると簡単にたくさんの相違点が見つかります。オーヴィルはよーく見ても判らないです。にもかかわらず違和感がある。オーヴィルは完成したら64SGと徹底比較でもしようかと思っていますが、今回一部分を。その部分はヘッド。 オーヴィルのヘッドは61リイシュータイプで、70年代のラージヘッドに似ているような気がします。トップ部はオリジナルより1センチほど広く、上部両端の跳ね上がりがきついタイプです。僕は60年代の仕様に準じて改造をしていますので、ヘッドの形は修正しました。それでも何しろ曲線を手作業で修正したので全然うまく行きませんでした。まあ・・・元の形よりはずっとずっといいのですけれど。 コレです。で、オリジナルの64年製は・・・ こっち。 オーヴィルは上端の幅を修正してありますがそれでも違和感があります。ヘッドは目立つので一体何がその違和感の元なのかよーく見てみると。写真は撮った角度が微妙に違うのでうまく比較できませんが・・・。途中のくびれ具合が違うのでなんだかオーヴィルは長く見えます。実際に計ってみるとオーヴィルは約18センチ、ギブソンは17.5センチ。TRCの上のネジの位置を見ると全然違いますね。ということはナットからペグまでの長さがオーヴィルは長いという事になります。たったコレだけのことなのに随分形が違って見えます。いくら僕が幅の修正をしても全然見た目が違うのはそのためです。 この他にヘッドの厚みも違いますし、ヘッド下端の出っ張り部分の面取りも違います。まあ・・・そんなところを完全コピーしても音にはまったくと言っていいほど関係ないですからどうでもいいといえばいいし、オリジナルと比較するのもナンセンスなのですけどね。 ちなみにヒスコレについていたというポット類、つけようと思ったらシャフトの根元の径が太いため、ボディの穴を広げる必要があります。やれやれ・・・。がんばろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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