|
カテゴリ:Modify/Restore
あまり加工しすぎるとバランスが崩れてしまいますのでもうこの辺で止めておこうかと。やっていると判るのですが、この面取りというのは素晴らしく計算されていて微妙な曲面が薄さと美しさを両立させています。手作業の加工であっちこっちやってるとそのバランスがうまく取れないです。木の板を切り出して加工していくのならいいのですが、あり物を加工するとなるとちょっと難しい部分が出てきます。特にSGはホーンの形状が微妙なラインでできているので、アウトラインが違うものをオリジナルに近づけるのはかなり難しい。
このようにオーヴィルの場合、ホーンの特に内側はオリジナルよりもカーブが豊かではないというか深くないというかなだらかなのでオリジナルの形状にするのは塗りつぶしにしない限りできません。これでもホーンの内側の先の方の下部をかなり削ってそれらしいシェイプにしようとしたんですよ。塗りつぶしにすればできるというのは、木をまた貼って加工し直すという意味です。今回のオーヴィルはオリジナルと比べて○○ミリ違うから修正、というのはあまり意味を成さないというのが良く判りました。それよりもイメージ的に近いか近くないかを重視して加工する方が良いようです。 次はネック割れの接着かな。タイトボンドを割れた部分に注入して圧着します。これはネックのラウンド具合に近い治具を適当に作ってクランプで固定する予定です。同時進行でテイルピースの穴を埋めよう。 生徒さんの見学予約がありました。明日は高校3年生、あさっては小学6年生。緊張します。頑張らないと。頑張る以外に道はない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[Modify/Restore] カテゴリの最新記事
|
|