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劇作家 鄭 義信による新作書き下ろし!
トム・プロジェクト プロデュース 「カラフト伯父さん」 作・演出:鄭 義信(チョン ウイシン) 出演:岡田義徳、冨樫 真、ベンガル 日程:平成17年6月10日(金)~6月19日(日)13回公演(予定) 主催:トム・プロジェクト株式会社 + 財団法人 武蔵野文化事業団 吉祥寺シアターが完成したのでその見学を兼ねて こけら落としの公演『カラフト伯父さん』を見に行きました 吉祥寺シアターは小さな劇場です いろいろな劇が楽しめそうないい空間が出来ていました 吉祥寺駅近くですが、家から自転車でゆけるし、 いい感じの自転車置き場もつくってあるので これから楽しみです 作・演出の鄭 義信(チョン ウイシン)は 「月はどっちに出ている」「血と骨」などの映画の脚本を担当している劇作家 震災後10年の神戸で、なおも心の傷を抱え、寂しく孤独に生きているわかものの姿を描いています 幼いときに父母が離婚 時々訪ねてくる父を母は「カラフト伯父さん」と呼ばせていた 母の死、阪神大震災、父の死、今はひとりで閉じた鉄工所に住んでいる その父が東京から出版社の事業で倒産,サラ金で出会ったストリッパーの女と 借金の取り立てから逃げて、転げ込んでくる ふたりを帰そうとするが、「行くところがないから」と転げ込まれてしまう 離れていた父、何もしてくれなかった父を許せない若者は、ずっと不機嫌で 心を開いて、語ろうとしない 父が訪ねる「俺が何をしたというんだ?」・・・・・ 若者の悲しみ、父の悲しみ、父の恋人の悲しみ・・・・ 3人の登場人物、舞台装置、演出、 丁寧に作られた舞台を楽しむことができた 阪神大震災とその後の10年の経過が重要な設定になっている その後を生きている人々を書きたかったと言うことはわかるが 阪神大震災の被害者の悲しみが全面に出てくることで その分劇構成としては弱さを含んでしまったと言えるのではないか・・・ 登場人物がいささか類型的 それまでの生い立ちや生活の積み重ねが浮かび上がってこないのが惜しい 吉祥寺シアター http://www.musashino-culture.or.jp/theatre/index.html 鄭義信が脚本・演出「カラフト伯父さん」 http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20050525et05.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 16, 2005 06:19:41 PM
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