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カテゴリ:雑談
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。 12月中に一回書くといいながら元旦になってしまい申しわけございません。 母の様態がいまいちだったのと、決算関係がなかなか踏ん切りつかなかったのと年末に仕事の当番が当たってしまったことが重なりどうにもできずでした、、、 今年は、母を実家に迎え、一家団欒できるようにしたいとおもっております。 よろしくお願いします。 ということで、表題ですが、すいません、鹿児島の話ではなくて。。。 正月に忠臣蔵やるそうで、その背景話でもということで、書いてます。 吉良上野介の奥様の話です。 悪役にはいがいときれいな奥様がいらっしゃるというのは定番の話なのですが、やはり、吉良上野介もそうで、実は上杉家から妻を娶ってます。 上杉謙信公から3代目上杉定勝の3女 三姫さまです。 この婚姻に関しては、実は、上杉家では大反対であったようです。 理由は上杉家は30万石の大大名、それに反して、吉良家は3万石の旗本でした。当時の結婚については、基本的にお互いの家の格式に見合ったものどうしで行われるのが普通でしたので、当時としては異例の話でしたが、三姫さまは、江戸城で吉良上野介に一目ぼれをして、反対を押し切って の嫁入りでした。そして、それはそれは、仲むつまじい夫婦だったそうで、とついだあと、富子と名前を変えているそうですが、塩田にもその名前をとって富好塩田(塩田の風景がすきだったそうです)と名前をつけたり、三姫が目の病気にかかった折、身延山のお堂に千石供養をおこない祈願、回復したそうです。そして5年目にうまれた男子にも三郎と三姫から名前をとったそうです。 そんなこんなで幸せの日々を送っていたのですが、あるとき転機を迎えます。 上杉家では代がかわり4代目綱勝が1664年、江戸で参勤交代できていたさい、吉良家の江戸御用邸に訪問した後の帰り道で突然の腹痛を訴え、7日間腹痛・嘔吐を繰り返し7日後亡くなります。吉良家でお茶を振舞われたことから毒殺説がでて、三姫さまもご心労なされたということですげ、さらに大きな問題が持ち上がったこととしては、急死により、上杉家断絶の危機に陥ったことです。跡取りがないうえに決めてなかったため、非常に厳しい中で、会津の保科家と、血縁関係にあった上杉家は老中でもあった彼に上杉家の命運を託します。その結果おとりつぶしは間逃れ、三姫の子三郎を上杉家の跡取りとして申請(申請してあったが、保科氏が上奏していなかったということにしていた)したのでした。その代わり、上杉家は30万石から15万石に減俸されましたが、、、(こうしたことがあり、幕末の戊辰戦争で米沢藩が会津藩に協力したという話です)上杉家の名跡を継いだ三郎は、綱憲となのり5代目となり、学問を広げるべく、藩校をつくり奨励する一方で、江戸屋敷改築などの浪費・そして吉良家にもお金を送金するなどで問題もあったようです。あとは、暗殺の疑いについては、あとあとも残るところがあり、三姫の心労はのこるのでしたが、、、 ところで、吉良上野介の忠臣蔵である舞台としての役がらですが、幕府では、毎年とし始めに朝廷へ年賀の挨拶の使者を送り、そして、その答礼の使者をもてなすことをしてましたが、足利家の血筋の吉良家ではこれをかなり任命されており、吉良上野介央義も使者15回お迎え9回していたようです。で、松の間はその答礼の使者を通す間であったわけで、このとき答礼の使者を迎える接待役を浅野匠頭と伊達宗治にそしてその指導を吉良上野介がしていたわけで、、、いろいろと対立する理由はあったようですが、そこで、事件がおきます(これもめずらしいことではなく9回ほどおきているようですが、切られたほうが生き延びたのはこのときだけのようです) そして、12月14日、赤穂浪士のうちいりとなるわけですが、、、、このとき吉良家では、綱憲の次男義周を跡取りに迎えていました。んま、三姫の孫を迎えたわけですが、討ち入りのさい、上杉家からきた家来とともに奮戦し、後ろ傷もないままに気を失い、一命を取り留めたといいますが、そのあとを見に来た三姫は打ちひしがれて気力を失ったといいます。このときの上杉家の家臣たちのお墓は米沢にあります。 また、義周は、閉門ののち、吉良家を取り潰し諏訪へ配流の処分となりました。 そして、上杉家でもこの事件は衝撃を受け、当主であった三姫の息子綱憲もすぐ病死【42歳)してしまいます。子供と孫の哀れな末路をみた三姫は傷心のまま仏門にはいり、綱憲のあとを追うように上杉家の白金邸でなくなったそうです。享年62歳です。 1周期は渋谷の東北寺と米沢の法泉寺で営まれ、お墓は両方に有るそうです。 討ち入りのもうひとつの悲劇のお話でした。 討ち入るほうにもわけがあれば、討ち入られるほうにも生活があり、家族がある。。。そういう話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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