テーマ:詩を書きます。(7)
カテゴリ:詩
私の心は、闇。
闇に閉ざされている。 誰も、こじ開けることは出来ない。 こじ開ける人が、居なくなったから。 遠距離になってしまったから。 そもそも、なんで闇ができたかと言うと、ある事件がきっかけ。 その事件とは・・・。 ・ ・ ・ ・ 遡る事4年前。 私は、集団無視にあっていた。 私の心は、閉ざされた。 誰が何言おうとも、微動だに応じなかった。 例えばこんなことがあった。 「やっちゃん、今日あいつらにまたなんか言われてたよね?」 「うん・・・でも、いいよ。いつものことだし。」 そして、次は、虐めのボス。 「ねぇ、ちょっとこれ貸してくれん?」 「・・・・。」 「何で黙ってんの?」 「・・・よ!!」 「ぇ?」 「てめぇらに貸したら、いつ壊されるかわかんねぇから貸せねぇよ!!」 「な!!」 「悔しかったら、自分(てめぇ)で買え!!」 そう言ったら、睨んで来たんで睨み返した。 そしたら、向こうは退散した。 私は、その日から、何をされても微動だにしなくなった。 ・ ・ ・ ・ 痛みも感じない。 寂しいとも思わない。 喜怒哀楽。 全て失った。 人が、信じられなかった。 許せなかった。 葬り去りたかった。 でも、その逆に自分が許せなかった。 こんな奴らに、負けてる自分が何よりも許せなかった。 傷つけた。 手首を切ってみた。 血が『ドバ』っと出た。 けど、悲鳴上げず、黙って、血が滴り落ちるのを見つめていた。 風呂場は、見る見る赤く染まっていった。 その場に立ち尽くしてる私が居た。 親たちが帰ってきた。 急いで、血をぬぐった。 洗い流した。 腕には、まだ血がある。 それを、隠して二階に行った。 しかし、母親は悲しい目をしていた。 ただ、黙って見つめてこう告げた。 「ごめんね?気づけなくて、本当ごめんね?」 そう言って、部屋を出て行った。 私は、惨めだった。 母親を悲しませた。 私は、何もしなかった。 悔しかった。 今度は、寝た。 寝て、忘れようとした。 そうして、闇が出来た。 私の心は闇だ。 My mind is the dark. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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