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カテゴリ:日帰りのお出かけ(関西)
江戸末期から明治末期まで神戸にあった外国人居留地、今はブランドショップが集中するハイセンスな一角になっていて、港町神戸を代表する洗練された街並みになっている。 歩くといい雰囲気の建物に出会える場所。 好きな百貨店のひとつ、大丸神戸店本館横には、旧居留地38番館 1929年にシティバンク神戸支店として建設された建物で、現在は大丸の店舗として利用されている。 設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ。 ウィリアムさんはメンソレータムで名高い近江兄弟社の元になったヴォーリズ合名会社の創立者で、「青い目の近江商人」と呼ばれた人。 この方の作品はたくさんあって、特に教会と学校関係に多いのが特色。 明治学院大、同志社、関西学院、神戸女学院、西南学院、滋賀大、そしてソウルの梨花女子大など、あと東京の山の上ホテル、心斎橋の大丸もそう。 建築設計し、メンタム売って、忙しい人だったのね。さすが近江商人だ。 こちらは海岸ビル 1918年に建てられた旧三井物産神戸支店のビル。 阪神大震災で崩れたので、外壁だけを新しいビルの低層部に構築した。 この旧外壁は登録有形文化財に登録されている。設計はジョサイア・コンドルの弟子、川合浩蔵。 そのお隣は商船三井ビル 1922年竣工の旧大阪商船神戸支店。 この写真は裏側で、この建物の良さが出てないな 7階建ては当時としては高層ビルだったそうだ。設計は渡辺節。 ビルの谷間にいきなり現れる異人館 旧居留地15番館 旧アメリカ合衆国領事館で、1880年ごろに建てられた。 建物紹介の案内板を読むと、この建物への涙ぐましい努力に感嘆する。 平成元年に重要文化財に指定され、平成2年から3年近くかけて修理をして往時の面影を取り戻した。が、それから2年足らずで阪神大震災が起きて全壊。(全壊の画像) ガレキの中から部材を回収して復旧工事を行い、3年後にこの姿になった。 努力が実って、現在も重文に指定されている。 今は内部はレストランになっていて、一度目に前を通ったときは長蛇の列。以前からそんなに行列してたっけ??と不思議に思い、家に帰ってから調べると、今年の9月にTOOTH TOOTHが入店したとあった。 だからなのね~ 以前あったカフェは2月に閉店していた。 その隣がこの日の目的地、 神戸市立博物館。 建物は横浜正金銀行神戸支店として建てられた1935年竣工のもの。 設計はこちらもジョサイア・コンドルの弟子の桜井小太郎。 国の登録有形文化財に登録されている。 建築物目的でなくふらっと歩くだけでこんな建物に出会える旧居留地。 あと一ヶ月もすれば最高に賑わうルミナリエの時期がやってくる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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