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テーマ:京都。(6102)
カテゴリ:日帰りのお出かけ(関西)
法然院から歩いて2分、安楽寺門前に着いた。
石段下から写真を撮るだけの人が多い。 いつもならそうしたかもしれないが、ここは日頃は拝観不可で、秋のこの時期は特別公開中だったので寄ってみることにした。 まだ青楓も多いが、今年の公開は12月6日まで。 拝観料は500円。 法然上人の弟子、安楽と住蓮を開基とする寺で、正式名称は『住蓮山安楽寺』、二人の名前が入っている。 ここも法然院と同じく、「鹿ケ谷草庵」を由来とするお寺だ。 本堂は江戸時代後期に移築されたもの。 後鳥羽上皇の女房、松虫・鈴虫を出家させた安楽・住蓮は死罪になるが、尼になった両名はどうなったのか。 瀬戸内海の生口島(広島県尾道市)の光明房で念仏三昧の余生を送ったという伝承があるようだ。 本堂でお参りさせていただいてから境内を散策。 松虫鈴虫事件は、門弟の死罪、法然の流刑、弟子であった親鸞の流刑、上皇によって専修念仏の停止、「承元の法難」という弾圧へとつながる。 ここは中風まじないの「鹿ヶ谷カボチャ供養」が有名。 伝統野菜の瓢箪型鹿ケ谷カボチャの煮ものを振る舞って、中風除けを願う行事がある。 ローカルニュースで見たことあるわ、ここだったのね。 7月25日に行われる行事で、その日はもちろん一般公開される。 真夏の京都のお寺でカボチャを食べる、、、 中風を除けるというだけあって、多少修行になりそうな気もする カボチャと紅葉だけでなく、さくら、つつじ、さつきの季節にも一般公開日が設けられている。 松虫さんと鈴虫さんは何で出家したのだろう。 宮中での人間関係のストレスか、僧たちの念仏の声にときめいたのか。 後鳥羽上皇が激怒した背景には色恋沙汰を含めてのことだろうが、どうなんでしょうね〜 宮中でのドロドロに嫌気がさし、清廉潔白な僧の声明の声に心揺さぶれられたというのに1票投じたいが、こればかりはご本人たちにしか真相はわからない。 安楽寺 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21番地 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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