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カテゴリ:大阪府自治体巡り
大阪府自治体巡り2周目、田尻町のテーマは「吉見藩」。
(1周目は「関西国際空港」) 「吉見藩」を知るキッカケになったのはこの方から。 庄内藩12代藩主で酒井家14代の酒井忠宝(1856-1821)。 昨年秋に山形市の文翔館でこの写真を見た時に「ちょっとシュッとしてて好みだわ」と思い調べると、御正室は和泉吉見藩主 遠藤胤城の御息女だった。 和泉吉見藩?? かつて田尻町にあったのが吉見藩。 近江の野洲にあった三上藩の藩主だった遠藤胤城(えんどうたねき)が明治3年に藩庁を今の田尻町の吉見に遷し、明治4年の廃藩置県までのわずか1年間だけ存在した藩だった。 最寄り駅は南海本線「吉見ノ里駅」。 町のマスコットキャラクターはたじりっちちゃん。タマネギかぶってる。 駅から歩いて5分のところに田尻町立小学校がある。 その正門あたりに大手門があって、 小学校のすぐ近くの春日神社あたりに陣屋があったという。(いずれもWikipediaより) 碑などもなく、その面影は全くない。 庄内藩といえば大きな大名家。忠宝(ただみち)までの殿様には、田安徳川家や老中首座を務めた大名家のお姫さんが輿入れしていたのに、失礼ながらグレードダウンしてしまったように感じてしまう。 何か違う目的があったのだろうか。 お金、じゃないよなぁ、酒井さんには本間家がついてるし。 戊辰戦争後だろうから、婚姻の時期的なものもあるのだろうか。 春日神社のすぐ横は、和歌山へつづく孝子越街道が通っている。 少しだけ歩いてみた。 水門の向こうは田尻漁港、磯の香りがするよ。 見えている橋は田尻スカイブリッジだ。 同じ府内だけれど、この藩については全く知らなかった。 山形で庄内藩最後の殿様の写真を見なかったら、きっと一生知らないままだっただろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.28 12:00:10
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