カテゴリ:読書
本日中巻を読了しました。 中巻は、100ページほど少なくて約300ページでした。 会話文が多くなったので、俄然スピードアップです。 というか、鈍っていた速読力が戻ってきたかもしれない。 というよりも、世界に入っているかも。 先日、第二編の中盤あたりの話を書いていますが、 なんと、もうこの家族、破綻してんじゃないのかな? 第二編終盤に至っては、 父親が息子を呼ぶのが、「アルカージイ→お前」 息子が父親を呼ぶのが、「お父さん→あなた」 すっかり第一編の状況に戻っちゃったよ~~~(TT) しかも、妹の恋愛が絡んできて、まじですか~~~~!!! と、そっくりかえって読んでいたのは、例のスイミングスクールの子供の体操時間の待ち時間の例の魑魅魍魎の真っただ中でした。 おいおいおいおいおい!! 私は、信じられない展開になると、思わず指で文をなぞりながら読んでしまうみたいです。 かみしめるというか、 本当なんですか? なんでそうなっていたんですか? です。 しかも、アルカージイは、例の血の気の多いタチヤーナ叔母さんに、 「この仔犬」と、犬っころ扱いですよ・・・・。 しかも、彼がもう訳が分からない~~~と父親とある女性の関係をタチヤーナ叔母にたずねると、血の気の多い叔母は、 「にーくーしーみ!」はげしい嘲笑を声に響かせながら、タチヤーナ叔母はわたしの口真似をした。(岩波書店 ドストエフスキー「未成年」 P258 より 引用) と、マジで、馬鹿にしているというか、この時の叔母さんの顔を見てみたいもんです。 第一編を読み終えた後もそうなんですが、 第二編を読み終えた後もというか、第二編は要所要所で、同じ曲が頭の中でぐるぐる回ります。 それは、「眠りの森の美女」の唯一不安を掻き立てる第一場の、カラボスに紡ぎ針の毒で魔法にかけられて、オーロラ姫死ぬんじゃないの??えらいこっちゃ!!!!で、心かき回される音楽です。
第二編でも、新たなキー人物になる予感をにおわせる人が出てきたし~~~ さあ、いよいよ第三編(下巻)に向けてまっしぐら~~~!!!!
第二編の最優秀セリフ賞は、タチヤーナ叔母さんの「にーくーしーみ!」です。 こんなこと言う叔母さんが身近にいたら、もう、たまりませんわ、わたくし。 濃いキャラです。
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最終更新日
2008.02.27 23:01:17
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