カテゴリ:読書
この頃すっかり、文庫片手のししぃーです。 花粉症で、自分の耳鼻科に行く時も、片手に文庫。 昨日は、息子の整形外科と花粉症の耳鼻科に行く時も片手に文庫。 今日は今日とて、娘の花粉症の耳鼻科と、スイミングに行く時も片手に文庫。 文庫って素敵。 鞄にこそって入ってくれる。
最近気がついたんですが、「岩波文庫」は、豆知識が増える。 訳注が、巻末についていて、実際にある地名・人物・出来事・慣習・言い回しetc.を解説してくれる。 私は、割と新潮文庫を多く読んできたんですが、そういえば、岩波文庫を読むと訳注があるよな~~って、くらいしか思っていなかったんですが、 家にある文庫を調べてみた結果、岩波文庫は、訳注がある文庫 みたいです。 すばらしい。 読んでいるだけで、雑学増えますよ~~。
今月は、ロシア文学強化月間なわけですが、 奇しくも舞台がペテルブルグが多かったりします。 あと、プーシキンとドストエフスキーを読んだので、時代が近いかもしれません。 ドストエフスキーの「未成年」のなかで、プーシキンの「スペードの女王」のゲルマンのことを例えに引用していたから、プーシキンが先で、ドストエフスキーが作家としてはあとなんかいな? 今月覚えた豆知識。 家族に死者が出た場合、棺が来るまでは、遺体を「テーブルの上に寝かせておく」のが当時の慣習だったそうです。 これも、訳注で、解説してありました。 昨日読んだのは、プーシキンの「大尉の娘」です。 実際にあった「プガチョフの叛乱」に物語が絡んでいます。 ちょっと、闘う感じがあって、これまで読んだ「スペードの女王」や「オネーギン」とは、趣向が違っていました。 一番違うのは、ラストは結ばれるということですが。 読んでいて、ただの物語みたいなんですが、 本当にあった「プガチョフの叛乱」を題材にしているのです。 なのに、すんごいこと書いているんですよ~~って気負いがないっていうか、 物語に読める。 しかし、「プガチョフ」に訳注がついていて、巻末をめくると、エカテリーナ二世に反乱を起こした農奴の首謀者なんですが、最後には、王族軍側に、仲間に売られて、四つ裂きの刑になって死んでいるんそうです。 って、いうのを、注釈で読んだ時に、「ええええーーーー!!!!!」っとまた、整形外科のレントゲン待ちだというのに、叫んでしまったわたくしでした。 隣にいた息子は、「お母さん、どうしたの!??」とびびっていました。 まあ、あんたは中学生だから、習わないだろうけど、 高校生になって、もし、世界史を選択したら、ロシアの歴史で習うかもしれないけど・・・ と、軽く説明したら、 「ひどすぎるやんかーーー!!」と息子。 しかし、山川出版で習った世界史、「プガチョフの乱」は、さらりんこ~って、単語チェックのみで終わっていたような。 こんな風に、読書するともっと重みが増すよね、世界史。
ところで、今日は、娘のスイミング。 始まる前に、準備体操などがあって、待ち時間があります。 その時に、魑魅魍魎の中で、今回も長椅子の隙間に座って、新しい文庫を手にして読んでいました。(ツルゲーネフ「貴族の巣」) なんだか、うとうとしてきて、 片目をつぶって読書し始めました・・・(←危険な傾向) 次に、両目をつぶって読書し始めました・・・(←完全に読書できていないって)
・・・・・・時間経過・・・・・・
は!っと、気がつくと、手首に力が入っていませんでした。 いけない!と目をあけると、目の前で右手が文庫本をどうにか持っているものの、 ふにゃふひゃ手首が南京玉すだれ状態・・・・・ ひょえ~~~ゾンビか!? 時計を見ると、5時半でした。 ちょうど娘のクラスが始まる時間です。 あたりの魑魅魍魎は消えていました。 私の周りには誰もいなかった・・・。 皆さん、ギャラリー席の方に寄っていました。 は・・・・・恥ずかしい・・・・・。 何もなかった振りをして、いそいそと席を変えました(^^;)
ちなみに、今日は、スイミングの待ち時間に先に寝ていたので、 頭すっきり、 娘の練習中は居眠りしませんでした。 半負け?(失態を受付のど真ん前でしたから) 半勝ち?(練習時はきちんとしていたから)
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最終更新日
2008.03.12 23:40:51
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