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今月は、ロシア文学強化月間(^^;)ということで、 プーシキンを読み終えて(散文詩は読んでないけど)、 「貴族の巣」(ツルゲーネフ)を今日読み終えました。 図書館の「書庫」から、司書の方にわざわざ出してきてもらいました。 この作品は、今から20年くらい前にも図書館で借りています。 だから、その時は、ちゃんと、閲覧コーナーの書棚に並んでいたのに、書庫でひっそりとお暮しになっていたらしく・・・・ああ、もったいない。 古い文庫は、むせるようなにおいががする。 わら半紙が古くなったようなにおい。 それにもすっかり慣れたわたくし・・・・。
「貴族の巣」は、1859年に完成されたそうで、プーシキンより後の人なんですね。 ここでの主人公その1(たぶん表紙の女の子)の名前が、リザヴェータでした。 このお名前、ドストエフスキー「未成年」にも、プーシキン「スペードの女王」にも出てきたんですが、読む本読む本でよく出てくるってことは、メジャーなロシアのお名前なのでしょうか? しかも、ちょっと素敵っぽい女性の名前? ちょっと上流的な?
でも、日本の小説で、主人公並の女性の名前がかぶるのってあまりないのでは? とか思ったり? まして、昨今の漫画ではなかなか同じ名前もないのでは? 有名な作品で、主たる登場人物のお名前が同じっていうのには、作者たちはきにしなかったのかな~?とか思ったりして(^^;)
ところで、表紙が写真だったこと、覚えていますか? ちなみに裏表紙は こんな写真です。
更に、表紙の折り返しには、 このような写真がありました。 これらの写真を見ていた20年前のうら若き私は、 「もしかして、映画があるの????」とすご~~く気になっていました。 映像的に、見てみたかったりして。
そしたら、20年近くたって、映画があったことを知りました。 探していたものが存在していた!という、狂喜?でしょうか?
ちなみに、ロシア文学強化月間で、ロシア文学対策を練るようになりました。 それは、相関図です、登場人物のフルネーム&愛称を記録することです。 所謂カンペ??(^^;) 読み始めは、登場人物がどんどん増えるので、わかんないよ~~って、メモしているうちに、矢印があっちゃいったり、行き先間違えたりで、 おかげでよく分かりました、内容が(^^;)
読後感は、 感傷的な物悲しさ~。 あまりに世間ずれしていない無垢さ。 昼ドラマにも使えそうなんですが・・・・。 叙情的な長文でした。 秋から冬になりそうな・・・・・めらんこりっく。
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最終更新日
2008.03.19 08:24:45
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