カテゴリ:読書
しつこいようですが(^^;) 三月は、「ロシア文学強化月間」ということで、いよいよ大詰め、チェーホフの戯曲を読みました。 図書館で借りてきた戯曲は、4作品です。 多分これが、チェーホフの文庫化している戯曲すべてじゃないのかな??と思います。 鷲づかみに借りてきたので、気合入っています。
戯曲は読むの好きなんです。 実は、中学校の時と高校の1年間、演劇部に所属していました。 感情移入するの、超得意かもしれません。 だから、国語の点は悪かった。 (感情移入するから、問題作成者の意図する答えを選べられない。自分の答えを選んでしまう。偏差値70の子に、相談したら、「それは、もしかして、ししぃーちゃん、登場人物になりきっているんじゃないの?ししぃーちゃんが、登場人物になりきるんじゃなくて、作者が描きたい登場人物にならないといけないんだよ。」と、的確な、ご指導を承りました。)
で、話戻しますが、チェーホフの戯曲は一日一作品、という割合で読んでいました。 読後感ですか・・・・ う~~~~ん。 決して、晴れやかな気持ちになれない。 灰色・・・・です。 秋から冬に移行する枯れ枝のかさこそした揺れる音・・・。 退廃的。しかも、誰も幸せじゃない。 幸せな振りをしていたり、 一方通行な愛情を、それぞれがしていて、皆で、向かい合っていないというか、みんなで背中を追っている感じ・・・? これが、もしかして、あの頃の、ロシア・・・・。
防備録としてとりあえずメモメモ。 「ワーニャおじさん」は、あまりにも退廃的。だれも幸せでない。あまりにも、閉塞的な世界の中の住人達。しかも、誰一人として、幸せでない・・・・・。 「かもめ」は、だれも本当はだれのことも愛していないんじゃないのか?という、もっと自分をお大事に・・・・。 「三人姉妹」は、ただひたすらにモスクワへの憧れ。これって、そのころのロシア人で、地方に飛ばされた人でないとわからない郷愁感なのかもしれない。行けそうで、行けない、モスクワ。 「桜の園」は、生まれ育った桜の園への思いの深いお母様と、新しい世界へ飛び出すことへの夢と希望を感じる娘。新旧勢力の入れ替わり。これ面白かった。一番面白かったのは、かつておじいさんの代も、お父さんの代も農奴だった商人が、最終的に桜の園を買収するんだけど、その時の、男の台詞が気に入った。情念がこもっていて・・・・。 思わず、朝っぱらからセリフを声に出して読んでしまったわ。 こういう、泥臭さ、人間らしくて好きだったりします。
今月読んで、一番好きだったのは、「スペードの女王」かな~プーシキンの♪ そんでもって、同時収録されていた、小作品も好きだったな。 もし、今月読んだ本で、買うとしたら、スペードの女王だな♪
実は、プーシキンの伝記?みたいな本も図書館で借りています。 でも、今度の土曜日に返却なの!!! これ読めそうにないから、再度借りられるかヒヤヒヤしてます。 年表見ていたら、決闘で怪我を負って、「38歳」でお亡くなりになっているの!!!! ぎょえ~~~! びっくり!!!! もう私の方が、お姉さんじゃんか!!!!!
子供の頃は、私も作家とかなりたかったな~~。 しかし、ダメだわ~~~。 マーガレット・ミッチェルみたいに、一冊でどかん!もあり得ない・・・・。 あとは、目標とするは、「ハイジ」の著者「スピリ」か・・・? 彼女は、老後に「ハイジ」を書いているから・・・。
でも、天職ってなんだろう?? 私に天職ってあるのかな____? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.03.28 00:23:02
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